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ケンショー

2023/04/21

亀甲文鏡の変遷

本研究では、鎌倉時代に出現した亀甲地文鏡を取り上げ、亀甲地文の変遷について考察を行う。まず亀甲地文鏡の出土・伝世品を集成し分類を試みた。その結果、亀甲地文鏡は、以下の変遷を辿ることが明らかとなった。花文亀甲地文(14世紀)→菊亀甲地文(14世紀)→三盛菊亀甲文(14世紀)→三盛花菱亀甲文(15世紀)→花菱亀甲地文(16世紀中葉)→単体の花菱亀甲文(16世紀後葉)。17世紀以降は、花菱亀甲地文柄鏡が主体となる。

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