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70回実行委員会

2024/04/12

住谷善愼「倭の七王の比定」

中国正史『宋書』に讚・珍・済・興・武と記す「倭の五王」比定につき、倭国伝と皇帝本紀による事跡を分析し、18通りの組合せを得た。さらに、「紀」の大王の漢風諡号の2字目の音(オン)に注目した。結果、倭王(430年)、倭国(460年)と記す大王にそれぞれ仁徳、允恭が合理的に対応することとなり「七王」となる。さらに、この「七王」をベースに、「紀」の大王系譜に『宋書』等の3条件を反映して、直系・傍系とする新しい「七王」系譜を得た。

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