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70回実行委員会

2024/04/12

張睿帆「中国考古資料から見た猿投窯陰刻花文の祖型とその分類」

平安時代の猿投窯施釉陶器における陰刻文様の祖型について、近年以来の中国の陶磁質や金属質新出土品を検討した。その上で、中国金銀器模倣指向というルーツの可能性を無視することはできないが、中国陶磁器模倣指向も可能性の一つであるとも考えられる。また、窯跡から出土した陰刻宝相花文の画数の再検討を通して、K−14号窯式期段階に猿投窯には黒笹産区と鳴海産区の線刻技法の方法が違ったため、両地の画工集団でも異なると考えられる。

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