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トピック詳細

70回実行委員会

2024/04/12

豊島直博、谷野誠也、上野喜則、行天就要、竹村昂起、松木研太、水川慶紀、望月拓海「奈良県斑鳩町舟塚古墳の発掘調査」

奈良大学文学部文化財学科は斑鳩町教育委員会と共同で舟塚古墳の発掘調査を行った。舟塚古墳は法隆寺参道の駐車場内にあり、現状では直径8.5mの円墳である。右片袖式の横穴式石室の一部が残存し、多くの副葬品が出土した。出土した須恵器から、築造年代は6世紀後半と考えられる。石室の天井石は抜き取られており、埋土から7世紀の瓦が出土した。舟塚古墳の調査成果は、藤ノ木古墳築造以前の斑鳩を知るうえで重要である。

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