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2025/04/17

東海地方における匣鉢の導入とその型式からみた古代東アジア窯業技術交流史

張 睿帆「東海地方における匣鉢の導入とその型式からみた古代東アジア窯業技術交流史」
本報告では、猿投窯を中心に、古代東海地方の窯業生産における匣鉢の存在についてまとめた上で、その形、分布、源流、および使用方法について検討した。匣鉢の出現が三叉トチンより遅れた可能性が高いと考えたほか、特に8世紀後半から9世紀初頭に操業した越州窯とのさまざまな類似性から、匣鉢という窯道具は延暦度の遣唐使によってもたらされた可能性を着目した。

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