戻る

トピック詳細

2025/04/17

韓半島の三国時代における1個掛け竈と2個掛け竈の違いの意味

小林正史「韓半島の三国時代における1個掛け竈と2個掛け竈の違いの意味」
韓半島の三国時代の竈には、①1個掛け竈の京畿道(漢城百済)、②1個掛け竈が主体で移動式竈も用いた慶尚道(新羅)、③2個掛け(支脚2個並列型、両方とも甑を載せた)と1個掛け(支脚中央1個型)が同一集落内に並存する南西部(百済南半と伽耶)という地域差が存在する。違いの背景について先行研究では世帯規模や雑穀/米比率が検討されてきた。本発表では、粳米蒸し民族誌調査の成果を踏まえて主食蒸し調理法(二度蒸し法か茹で蒸し法か)との関連を検討する。

コメント 0件