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# 01
雀居遺跡の弓が大陸系技術による漆塗りとのことですが、どのような点が大陸系か教えていただけないでしょうか?。図1-3の文様は縄文文化の文様で理解できるものかと思われます。塗膜が薄いという点は東日本の重ね塗する漆膜の特徴とは異なりますが、それは東日本と西日本との違いであって、必ずしも大陸系とは言えないのではないでしょうか?。大陸からの影響が及ぶ前(弥生早期の前)に位置付けられる高知県居徳遺跡の木胎漆器も、出土当初は大陸系と言われましたが、文様は縄文文化で捉えられるものですし、類例が増えるにつれ、愛媛県船ヶ谷遺跡や奈良県観音寺本馬遺跡、島根県万場Ⅰ遺跡や古屋敷遺跡等、塗膜の薄い特徴を持つものが、西日本の縄文晩期に伝統的に存在することが分かってきていますので、その延長で十分理解可能かと思われます。