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考研_常任委員会

2024/03/28

会費改定の提案について

会員のみなさまには、日頃より会の活動にご参加、ご協力をいただきありがとうございます。

さて、既に本誌前々号・前号さらには考古学研究会SNSを通じてご報告しておりますように、会の収支は2021年度から単年度赤字に転じ、数年後には会の運営自体が立ち行かなくなるおそれが現実のものとなっています。現在の年会費(一般会員4,000円)は2015年度に改定されたもので、その後会員数が約900名減少し、印刷費・郵送費などの上昇により、収支が大幅に悪化しております。

常任委員会では、会誌内容の充実、例会活動の活性化など、とりわけ2022年度には学生会員の枠組みを創設するなどして、新規会員の獲得に努めてきました。また、デジタル化の進む社会情勢も対応して、ICT環境の整備も図ってきたところです。加えて、コロナ禍に伴う遠隔会議により旅費支出も大幅に削減し、支出抑制にも努めてきたところですが、会員数減少はなお続いています。

こうした状況に鑑み、常任委員会では来る2024年4月の総会において、やむをえず会費の改定案(2025年度より:一般会員4,000円→4,800円、法人会員5,000円→6,000円、海外会員4,500円→5,400円、学生会員2,000円→2,400円)についてご説明し、お諮りさせていただくことにいたしました。たいへん重い提案であり、総会の場で十分にご検討いただきたく、ここにあらかじめお知らせさせていただく次第です。

なお、改定をお認めいただいたとしても、会員減少が続き、同様の事態が生じることも危惧されます。つきましては、さらなる財政逼迫へも対処できるよう、現行冊子体の刊行を継続しつつ、より安定的な会運営と一層の会活動の充実を図るべく、印刷費・郵送費の削減にも連なる電子ジャーナル化の検討を開始していく所存です。会員のみなさまからのご意見をうかがいながら進めて参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

        2024年3月 考古学研究会常任委員会

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