考古学研究会
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『考古学研究』 1979〜1989   第26巻第1号(通巻101号)〜 第35巻第4号(通巻140号)

<第26巻第1号(通巻101号) 1979年6月>

総会記事
 考古学研究会第25回総会報告
 開会あいさつ  近藤義郎
論文
 回転糸切り技法の展開  小川貴司
 コンピュータを使った前方後円墳の類似度研究を読んで—小沢論文の疑点と梱以図形への考察  椚 国男
展望
 伊場訴訟に却下判決—斗いは東京高裁へ  椎名慎太郎
声明
 元号法制化に反対する声明
 伊場文化財訴訟を支援する声明
 重ねて「陵墓」指定古墳の公開と保護を要求する声明
その他
 総目録
図版解説
 楯築墳丘墓の発掘  楯築遺跡調査団(近藤義郎)


<第26巻 第2号(通巻102号) 1979年9月>

論文
 大湊文化の解明  田河禎昭
 上野東部における首長墓の変遷  橋本博文
研究ノート
 亀甲形陶棺の製作工程について  村上幸雄・橋本惣司
 赤穂地方出土の円筒埴輪とその編年  松岡秀夫
展望
 文化財は誰のものか−その保存と活用をめぐって−  岡本明郎
 青森県の埋蔵文化財保護の現状  橘 善光
図版解説
 キナザコ製鉄遺跡  宗森英之


<第26巻 第3号(通巻103号) 1979年12月>

論文
 縄文期の村落をどうとらえるか  林 謙作
 前方後円墳出現期の社会  都出比呂志
 国民の文化財を享有する利益について−伊場遺跡訴訟判決を素材として−  江頭邦道
 草戸千軒の井戸一井戸による中世集落復原の方法について−  小都 隆
研究ノート
 美作における中世山城について  用田政績
講義
 遺跡・遺物の保存科学(3)  沢田正昭
 土器製塩の話(1)  近藤義郎
たより
 秋田だより(1)  冨樫泰時
書評
 山内靖男著『日本先史土器の縄紋』  中村嘉男
図版解説
 百聞川遺跡  岡山県教育委員会(正岡睦夫)


<第26巻 第4号(通巻104号) 1980年3月>

総会研究報告
 製塩土器の分布と流通(要旨)  岩本正ニ・近藤義郎
 近畿地方の七、八世紀の土師器とその流通(要旨)  小笠原好彦
 中世土器の地域色と流通−淀川流域を中心として−(要旨)  橋本久和
論文
 北部九州における弥生時代社会の形成  高倉洋彰
 西南日本における旧石器時代石器群の様相−九州地方を中心として−  萩原博文
 香川県朱雀台第一地点における石刃技法の分析  竹岡俊樹
研究ノート
 石器の工学的研究−ナイフ形石器の実使用の再現−  梅津 昇
講義
 土器製塩の話(2)  近藤義郎
展望
 文化財保護運動と開発の尖兵−宮城県七ケ浜町左道貝塚保存問題から−  岩瀬康治
 古代史像を求めて−考古学と文献史学−  岸加四郎
たより
 香川県だより  六車恵一
図版解説
 両宮山古墳の周堤  河本 清


<第27巻 第1号(通巻105号) 1980年6月>

総会記事
 考古学研究会第26回総会次第
論文
 後期古墳の編成秩序とその展開  河村好光
 有孔球状土製品  小島俊彰
 「文化財」行政の法的限界と人民の権利  原野 翹
研究ノート
 弥生時代の手工業の実態−特に北部九州の石器生産からみて−  中島茂夫
 アワビ貝を伴う埋葬習俗について  柴尾俊介
講義
 遺跡・遺物の保存科学(4)  沢田正昭
 土器製塩の話(3)  近藤義郎
たより
 ドイツ便り(1)  小野 昭
図版解説
 今宿丁田遺跡出土の銅鐸鋳型について  今宿丁田遺跡調査団(松本正信)


<第27巻 第2号(通巻106号) 1980年9月>

総会記事
 開会の辞  吉田 晶
 総括討議
総会研究報告
 製塩土器の分布と流通  岩本正ニ
 近畿地方の七・八世紀の土師器とその流通  小笠原好彦
 「中世土器の地域色と流通」補論  橋本久和
論文
 帆立貝形古墳の築造企画  石部正志・田中英夫・宮川 ■(すすむ)・堀田啓一
講義
 土器製塩の話(4)  近藤義郎
展望
 飛鳥京跡・嶋宮推定地の保存について  奈良県文化財保存連絡会
 消されたタスマニア人  角林文雄
 マアちゃんの考古学散歩−松江市大庭町の山代郷正倉跡発掘調査見学記−  宍道正年
その他
 陵墓をめぐっての討議−第91回国会衆議院内閣委員会
 議録第4号から抜萃1980年3月4日−
たより
 徳島だより−最近の調査から−  天羽利夫
 ドイツ便り(2)  小野 昭
図版解説
 近畿地方の土師器甕  小笠原好彦


<第27巻 第3号(通巻107号) 1980年12月>

論文
 前期古墳の副葬品配置   用田政情
 「環状土籬」の成立と解体   瀬川拓郎
 中部地方における農耕社会の成立について−土器および墓制の変化を中心に−  松井和幸
 縄文時代集落址の住居廃絶と遺物廃棄の性格−吹上パターンおよび前中期の集落組織について−  守茂 和
講義
 土器製塩の話(5)  近藤義郎
展望
 島根県寺床遺跡の意義と保存問題   渡辺真率
 広島市中小田古墳群の保存運動とその展望   「中小田古墳」を守る会
 穴ケ谷遺跡破壊の経緯  高山正久
 田出井出古墳(「反正陵」)の見学説明会  早乙女雅博
 山根武先生を偲ぶ  谷渕 勝
たより
 高知だより  岡本健児
声明
 反正陵古墳外構柵取設部分の保存について
 会告第27巻第2号掲載の劉氏論文について  考古学研究会委員会
図版解説
 広島市中小田第1号古墳  「中小田古墳」を守る会


<第27巻 第4号(通巻108号) 1981年3月>

総会記事
 第27回総会案内
総会研究報告
 立岩産石庖丁の生産と流通−北部九州農耕社会の成立を背景として−(要旨)  高島忠平
 須恵器の生産と流通−とくに古墳時代の陶邑窯を中心に−(要旨)  中村 浩
 中世陶器の生産と流通−北東日本海域の珠洲系陶器を中心に−(要旨)  吉岡康裕
論文
 茂呂系ナイフ形石器の型式学的研究−武蔵野台地の資料を中心として−  白石浩之
 特殊器台形土器・特殊壷形土器に関する型式学的研究  宇垣匡雅
 古代白炭焼成炭窯の復原  兼康保明
研究ノート
 施文順序からみた諸磯式土器の変遷  今村啓爾
 世帯共同体について  大塚 実
展望
 文化財の保護に関する住民意識−「丸山遺跡」全面移転復元を素材に−  江頭邦道
たより
 『長瀬高浜だより』号外編−鳥取だよりにかえて−  青水真一
 伊場通信(1)−勝たねばならぬ伊場裁判−  芝田文雄
 京都府埋蔵文化財調査センターの計画について  京都の文化遺産を守る懇談会
 寺床遺跡の保存問題その後  渡辺貞幸
図版解説
 阿弥大寺四隅突出型墳丘墓群  倉吉市教育委員会(真田廣幸)


<第28巻 第1号(通巻109号) 1981年6月>

総会記事
 考古学研究会第27回総会次第
論文
 花積下層式土器の研究−関東・東北北部における縄文前期社会の成立−  高橋雄三
 付 桑山龍進著『菊名貝塚の研究』について−「菊名式」に関するメモ−  高橋雄三
 縄文文化の源を求めて  中村嘉男
 考古地磁気による年代推定とその問題点  広岡公夫
研究ノート
 「はにわ」はなぜつくられたか−原始・古代日本の霊魂観−  岡本明郎
 農耕共同体についての覚え書  河村好光
 一括遺物について  南久和
 東海地方西部の樫王・水神平式期をめぐる問題−本誌107号掲載の松井論文に関連して−  石川日出志
展望
 一新されたイギリス文化財法制  椎名慎太郎
 アイルランド=ロッホクルー墳丘墓群を調べて  近藤義郎
たより
 山形だより  川崎利夫
 伊場通信(2)−控訴審が求める史跡指定地とは−  山村 宏
声明
 「財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター」設立に関する要望書
 島根県寺床遺跡の保存を要請する決議
図版解説
 ロッホクルー積石墳墓群  近藤義郎


<第28巻 第2号(通巻110号) 1981年9月>

総会研究報告
 開会の辞  横山浩一
 須恵器の生産と流通−とくに古墳時代の状況について−  中村 浩
 中世陶器の生産と流通(二)−北東日本海域の珠洲系陶器を中心に−  吉岡康暢
 総括討議
論文
 分析化学的手法による古代土器の産地推定とその問題  三辻利一
 日本における古代釉薬の研究一緑釉の技法−  吉村睦志
展望
 日本考古学と国際理解  穴沢咊光
 狭山丘陵を市民の森にする運動−早大の狭山丘陵進出問題について  勅使河原 彰
 ミニ「吉備路」構想批判  西川 宏
 福岡県両岡様古墳群発掘調査−その方法と目的について−  中村修身
 長瀬高浜遺跡を訪ねて  乾美智子
書評
 金井塚良一著『古代東国史の研究』を読んで  椚 国男
たより
 伊場通信(3)−伊場文化財訴訟・傍聴記−  飯野恵子
声明
 陵墓の公開について(要望)
図版解説
 新潟県西頸城郡名立町沖採集の珠洲系陶器  吉岡康暢


<第28巻 第3号(通巻111号) 1981年12月

論文
 古代寺院に先行する掘立柱建物集落  小笠原好彦
 七世紀初頭における集落構成の変質  山田 猛
 ノダップⅡ式土器の検討  官 宏明
 一九八〇年における朝鮮考古学の成果と課題  西谷 正
 情報科学とエントロピー−考古学研究上の一視点として−  上野佳也
研究ノート
 北海道知内町湯の里遺跡−竪穴住居址出土魚類の検討−  松井章・山田 格
 土器容量の測定一晩期縄文武土器を例として−  藤村東男
展望
 陵墓問題の最近の動向  今井 尭
 広島大学キャンパス移転予定地内の遺跡と保存問題  「ひろしまの遺跡を守る会」
 北海道二題  篠官利子
書評
 長野県考古学会刊『長野県埋蔵文化財白書』一九八一  西川 宏
 吉崎昌一・乳井洋一共著『消えた平原ベーリンジア−極北の人類史を探る−』  小林博昭
たより
 平城・松林苑だより  佐々木好直
本会による声明・要望・決議・提案・会告など
 津島遺跡の破壊計画について抗議する
 加古川駅前日本武尊銅像建立に反対する
図版解説
 松林苑第6次調査地  佐々木好直


<第28巻 第4号(通巻112号) 1982年3月>

総会研究報告
 縄文時代における生産力の発展過程(要旨)  後藤和民
 北関東西部における弥生から古墳時代の水田遺構について(要旨)  平野進一
 西日本の水田遺構(要旨)  工藤善通
 「後北式」土器の成立について  本村英明
 擦文時代の開始にからむ諸問題  横山英介
 本村報告に関する討論
 横山報告に関する討論
 閉会あいさつ  岡田淳子
論文
 鳥取県下の玉作遺跡について−山陰の弥生時代の玉生産の流れ−  清水真一
 縄文時代草創期の石鏃について  白石浩之
展望
 「陵墓」問題宮内庁交渉参加報告  石部正志
 軽里前之山(「白鳥陵」)古墳見学説明会と築造企画の検討  宮川 ■(すすむ)
 日本武尊像建立に反対を訴える  田井恭一
 土質検査データに重大な作為 寺床遺跡の代替採土場問題  渡辺貞幸
 三つの像  近藤義郎
 釈迦堂遺跡の保存と活用について  吉田香屋子
たより
 文金協だより−北九州大会を六月に開催−  文化財保存全国協議会
 豊岡市・亀ケ崎遺跡群の“高地性住居”  瀬戸谷皓
 両岡様古墳群発掘調査準備会からのお知らせ
 両岡様古墳群発掘調査準備会
 遺物の投棄  相川之英
 石神研究者のねがい  渡部英雄
図版解説
 コロタイプ図版解説(北大構内遺跡出土の土器)  林 謙作


<第29巻 第1号(通巻113号) 1982年6月>

総会記事
 考古学研究会第28回総会次第
論文
 遠賀川系文化成立の構想  紅村 弘
 古代釉の起源と鉄釉  吉村睦志
 縄文文化の源を求めて(続)  中村嘉男
研究ノート
 北白川下層式土器の再検討  増子康眞
 竜文から直弧文へ  名本二六雄
 古代尺の中のいわゆる周尺について  村上英之助
 ハリメジャン遺跡群の発掘  古山 学
展望
 島根県寺床遺跡全面破壊へ  田中義昭
書評
 九州歴史資料館編『九州古瓦図録』  森 郁夫
たより
 大津市穴太遺跡の「溝もち]掘立柱建物について  吉木真彦
 秋田だより(Ⅱ)  冨樫泰時
 歴史部だより  横山勝和
声明
 史跡池上曽根遺跡の万全な保護と博物館早期建設を求める決議
 寺床遺跡の全面破壊決定に抗議する
 日本考古学協会第48回総会での諸決議
図版解説
 香川県荒神島の祭祀遺跡  岡山大学文学部考古学研究室(稲田孝司)


<第29巻 第2号(通巻114号) 1982年9月>

総会記事
 開式の辞  近藤義郎
総会研究報告
 縄文時代における生産力の発展過程−東京湾沿岸を中心として−  後藤和民
 北関東西部における水田遺構  平野進一
 西日本の水田遺構  工楽善通
 総括討議
研究ノート
 日本石器時代区分の現状と課題  平口哲夫
 防長複合口縁壷の系譜  山本一朗
展望
 教科書問題の一側面  甘粕 健
 教科書と天皇制  石部正志
 「教科書問題」に思う  松本正信
 「平等」と「階級]のきらいな文部省  西川 宏
 教科書と考古学の成果  中田啓司
 教科書問題に思う  味田 晃
 埋蔵文化財保存に新しい世論の潮流を  田中義昭
 群馬県における遺物投棄事件  相川之英
書評
 『末盧国』を読んで  佐田茂
 林壽晋著『戦国細本工接合工藝研究』  鄧 聰
たより
 西播地方の考古学の動向  松本正信・加藤史郎
その他
 池上曽根遺跡を守る緊急アピール  泉州の自然と文化財を守る連絡会議
声明
 史跡・池上曽根遺跡内の府道建設に反対する  考古学研究会委員会
たより
 伊場通信(4)−研究者に問われているもの−  大崎辰夫
図版解説
 有馬条里遺跡下層の水田遺構…巾隆之・小安和順・須田 努
 東下井手遺跡の(畠)遺構…飯塚卓ニ・井川達雄・坂井 隆


<第29巻 第3号(通巻115号) 1982年12月>

論文
 北メソポタミアに於けるハッスーナ期の成立  古山 学
 神子柴遺跡におけるデポの認識  田中英司
 家父長制諭序説  大塚 実
研究ノート
 大阪に築かれた古墳の総体積と労働力  石川 昇
 擦文文化に対する見方  斎藤 傑
展望
 第三回陵墓見学説明会に参加して  古田 晶
 中国東北の博物館と考古学者をたずねて−東北三省考古学見聞録し(一)−  西川 宏
 たたら研究会総会の印象  池橋 幹
 賤の田長  桐原 健
書評
 『関陽丸』海底遺跡の発掘調査報告I−水中考古学と海底引揚遺物の保存科学的処理−  沢田正昭
たより
 表面採集に関する私考  関根輝雄
 池上曽根遺跡の保存に思う  逢坂五郎
声明
 池上曽根遺跡内の府道建設に反対し、史跡整備促進を求める決議
図版解説
 七つぐろ古墳群の調査…岡山大学七つぐろ古墳群調査団(宇垣匡雅)


<第29巻 第4号(通巻116号) 1983年3月>

総会研究報告
 松島湾宮戸島里浜貝塚における食糧採集活動とその季節性(要旨)  岡村道雄
 古代の開発一西日本を中心としての試論−(要旨)  広瀬和雄
 古代の鉄生産一美作国におけるあり方−(要旨)  光永真一
 環濠集落の成立と解体  都出比呂志
 開会の辞  近藤義郎
論文
 河内古市人溝の年代とその意義−古代における開発の一形態−  広瀬和雄
 津軽七里長浜の縄文時代遺物包含層について  市原言文・加藤芳朗・那須孝悌・椎野博幸
研究ノート
 押型文土器管見−北海道北東部に分布する回転押型文平底土器について  宮宏 明
 文化の認識について−斉藤傑氏に答える−  藤本 強
書評
 潮見浩著『東アジアの初期鉄器文化』を読んで  町田 章
たより
 但馬・北浦だより  北浦古墳群発掘調査団
 拝啓 考古学研究者殿  中山ひろみ
 野老放言−歴史の終点から−  岸加四郎
図版解説
 青森県西津軽郡七里長浜露頭  市原壽文ほか


<第30巻 第1号(通巻117号) 1983年6月>

総会記事
 考古学研究会第29回総会次第
論文
 弥生時代の呪術と呪具  金関 恕
 擦文社会における金属器の普及量と所有形態  天野哲也
研究ノート
 鉄?余論−『中国古代度量衡図集』を読む−  村上英之助
展望
 故芝田文雄氏と伊場遺跡  山村 宏
 考古学資料の保存と活用のために−博物館・研究施設に望む−  大沢咊光
 宝塚市中山荘園一号墳の発見とその保存について  長尾山丘陵の古墳群を守る会
 中国東北の遺跡をたずねて一東北三省考古学見聞録(二)  西川 宏
 中華人民共和国文物保護法について  佐川正敏
たより
 阪神考古学短信(一)  森岡秀人
 武研だより  古山 学
 考古学研究会第29回総会の印象  高井健司
 陵墓問題シンポジウム開催にむけて  今井 従
 わが校の社会科活動−『日本史研究』編集を顧みて−  金丸祐司・柿本武志
声明
 「日本学術会議法の一部を改正する法律案」に反対する声明
図版解説
 大分県大野町代ノ原遺跡の調査  岡山大学考古学研究室(稲田孝司)


<第30巻 第2号(通巻118号) 1983年9月>

総会記事
 開会の辞  市原壽文
総会研究報告
 古代の開発  広瀬和雄
 古代の鉄生産一美作における在り方  光永真一
 総括討議
研究ノート
 陵墓参考地について  今井 堯
 「低湿性遺跡」および関連する用語の定義について  那須孝悌・市原壽文
 地下式古墳の源流  石川恒太郎
展望
 巨大開発に揺れる「王陵の谷」  久世仁士
 東京都東久留米市下里本邑遺跡の調査と保存・活用  戸沢充則・山崎丈
 みんなが学んだ−「月の輪」発掘三十周年に際して−  永瀬清子
たより
 島根県ハ東郡鹿島町所在奥才古墳群の調査から  三宅博士
 「研究所」・発掘会社について  小林智也
図版解説
 岡山市雲山鳥打遺跡の調査  岡山大学考古学研究室


<第30巻 第3号(通巻119号) 1983年12月>

論文
 装飾付大刀と古墳時代後期の兵制  新納 泉
 弥生時代における鉄鏃の変遷とその評価  大村 直
研究ノート
 氏族制度・氏族共同体の検討  守茂 和
 イングランド新石器文化  アラン・サヴィル(乗岡 実・秋山浩三訳)
 イタリアにおける文化財保護−特にポンペイの現状を中心にして−  ジュセッピーナ・チェルッリ・イレッリ(内田俊秀・武谷なおみ訳)
展望
 −公開質問状− そもそも「行政的遺跡」とは何ぞや−S君に問う−  後藤和民
 (参考資料)加曽利貝塚の保存に関する要望書
 史跡「加曽利貝塚」隣接他の試掘調査はこれでよいのか!!  橋口尚武
 丸山遺跡における「遺跡移設」について  江永次男
 「伊場裁判」最高萩上告理由書  伊場文化財訴訟原告団
 「陵墓」を考えた一日  光永真一
書評
 近藤義郎著『農民と耳飾り』  岡本寛久
たより
 第31回CISHAAN印象記  林 謙作
声明
 「陵墓」古墳の保存と公開を求めるアピール
図版解説
 滋賀県野洲町冨波遺跡  長井秀之


<第30巻 第4号(通巻120号) 1984年3月>

論文
 旧石器時代武蔵野台地における石器石材の選択と入手過程  稲田孝司
 月の輪古墳と現代歴史学  吉田 晶
その他
 ヨーロッパ人考古学者の紹介  近藤義郎
 日本の先史時代と先史学  グレアム・クラーク(家田淳一・田中裕介訳)
 日本考古学の第一印象  ジョージ・イョーガン(高井健司訳)
 日本の行政発掘  アラン・サヴィル(宇垣匡雅訳)
 将来の考古学の課題と前提一日本とドイツの比較−  フランツ・シューベルト(小野 昭訳)
 日本訪問印象記  ハフレム・T・ウォーターボ・レク(吉村健・小池幸丸訳)
研究ノート
 一般カメラによる写真測量  木全数蔵・西村康
展望
 河内飛鳥の保存運動 その後の経過と問題点  久世仁士
 1983年度「陵墓」公開運動の動き  考古学研究会「陵墓」委員会
 官・民協力による「埋蔵文化財処理」−北海道−  朽木言人・三木宏子
たより
 但馬・八鹿の高地性集落  谷本 進
図版解説
 岡山県津山市緑山遺跡製鉄址の調査  津山市教育委員会(中山俊紀)


<第31巻 第1号(通巻121号) 1984年6月>

総会記事
 考古学研究会30周年記念総会次第
論文
 大和の前方後円墳と体積  石川 昇
 古代末期紀伊国の土器様相 土師器食器類を中心として−在地様式的土器の成立と展開−  武内雅人
研究ノート
 南関東のフェイズⅡ後半石器群の分析−多変量解析を用いて−  萩原博文
 北海道縄文中期末集落における世帯の動態  瀬川拓郎
 もっとも古い鉄■を出す古新羅古墳の年代  村上英之助
 ベトナム考古学史  チャン・クオック・ブオン(菊池誠一訳)
展望
 日の出町遺跡の破壊−文化財行政の砂漠を訴える−  (財)北九州市教育文化事業団埋蔵文化財調査室調査員有志
 高等学校用日本史教科書の記述一先土器文化から古墳文化まで−  白土芳人
 もう一つの陵墓問題一出雪国における所謂伊井再尊陵伝承地をめぐって−  三宅博士
書評
 近藤義郎『土器製塩の研究』  潮見浩
たより
 長山第一遺跡と大山西麓の縄文時代早期の遺跡  岡田善治
新刊紹介
 紹野尻湖発掘調査団編著『野尻湖の発掘写真集2』  稲田孝司
 狩野久編『日本古代の都城と国家』  稲田孝司
 古墳文化研究会編『日本古代文化研究』創刊号  新納 泉
図版解説
 島根県出雲市西谷三号墓の調査  西谷丘陵遺跡調査団(渡辺貞幸)


<第31巻 第2号(通巻122号) 1984年9月>

総会記事
 開始期の辞  横山浩一
総会研究報告
 更新世哺乳動物遺体の産状と人類文化−旧石器時代研究の課題−  稲田孝司
 縄文時代環境研究の現状と課題  市原壽文
論文
 単位集団の居住領域−集落研究の基盤作業として−  藤田憲司
 公武合体運動と文久の修陵  大平 聡
研究ノート
 本孔を持つ鉄刀について  臼杵 勲
展望
 長野県の埋蔵文化財問題一長野県埋文危機打開にむけてのアピール−  大沢和夫
 今長野県で問われる文化課の姿勢  長野県考古学会一会員
 文化財保存全国協議会第15回浜松大会に参加して  角田茂
 高屋城の保存を要望する  関西文化財保存協議会
 シンポジウム「縄文から弥生へ」に参加して  平井典子
翻訳・抄訳
 工仲殊氏論文を読んで一抄訳 王仲殊『日本三角縁神獣鏡綜論』  駒井正明
新刊紹介
 徳山村の歴史を語る会編『徳山村のあけぼのをもとめて」  栄 一郎
 山城考古学研究会編『丹波の古墳』I
 橋口尚武編『吉祥山』  十菱駿武
図版解説
 大阪市平野区城山遺跡第17号方形周溝墓  (財)大阪文化財センター(岩瀬透・杉本ニ郎)


<第31巻 第3号(通巻123号) 1984年12月>

総会研究報告
 弥生時代集落研究の課題  田中義昭
 前方後円墳の成立をめぐる諸問題  近藤義郎
総会記事
 閉会の辞−これからの考古学研究会−  都出比呂志
論文
 特殊器台形埴輪に関する若干の考察  宇垣匡稚
 木島系土器群の研究  吉田哲夫
 元時代の中国国内陶磁器流通  佐々木達夫
展望
 「行政発掘」と「学術発掘」でよいか  近藤義郎
 穴太廃寺の保存を訴える−二つの伽藍遺構が見つかった古代寺院−  松田常子
 「日の出町遺跡の破壊」を報じた文中の誤りについて  米津三郎
 第六回陵墓見学会に参加して一野中ボケ山占墳・野々上古墳見学記  千葉 豊
 中国四国歴史学地理学社会科教育研究大会に参加して  岡本寛大
新刊紹介
 戸沢充則監修『遺跡が語る東京の三万年』  小泉 功
 (財)千葉県文化財センター編『房総考古学ライブラリー1 先土器時代』  吉留秀敏
図版解説
 穴太廃寺  滋賀県教育委員会・(財)滋賀県文化財保護協会


<第31巻 第4号(通巻124号) 1985年3月>

論文
 家形埴輪の配置と古墳時代豪族の居館  小笠原好彦
 「サケ・マス論」の評価と今後の展望  松井 章
 乱馬堂遺跡におけるエンド・スクレイパーの属性分析  恥頼谷一
 集安における高句麗遺跡調査の成果  西川 宏
展望
 『神社新報』所載の樋口清之氏の一文について  考古学研究会「陵墓」委員会
 玉川文化財研究所について  山田 純
書評
 戸沢充則「日本の旧石器時代」『講座日本歴史』1  吉留秀敏
 鈴木公雄「日本の新石器時代」『講座日本歴史』1  千葉 豊
 都出比呂志「農耕社会の形成」『講座日本歴史』1  大久保徹也
 白石太一郎「日本古墳文化論」『講座日本歴史』1  家田淳一・高井健司
 横田禎昭『中国古代の東西文化交流』  飯島武次
 ユーリー=アレクセーヴィチ=モチャーノフ編『ヤクーチアの遺跡−アルダン川・オリョクマ川流域−』  菊池俊彦
 ルイス・R・ビンフォード『過去への遺跡』  阿千島香
 林迪廣・江頭邦道『歴史的環境権−法理・裁判・実態調査−』  椎名慎太郎
たより
 群馬県渋川市中村遺跡におけるミニ水田出土のイネモミ資料  大塚昌彦
新刊紹介
 古田晶『現代と古代史学』  新田五郎
 坪井良平『歴史考古学の研究』  根本 修
 田中琢『平城京』  稲田孝司
図版解説
 岡山県総社市上林 江崎古墳  江崎古墳調査団(新納泉)


<第32巻 第1号(通巻125号) 1985年6月>

総会記事
 考古学研究会第31回総会次第
論文
 上野・下野における初期寺院の成立−白鳳時代を中心として−  三舟隆之
 近江における甕形土器の動向−庄内期を中心として−  中西常雄
 弥生時代の木棺墓と社会  福永伸哉
研究ノート
 瀬戸内地域における縄文時代研究の課題−晩期農耕について−  平井 勝
展望
 反核宣言をたたえる  関野 雄
 広島原爆ドームを史跡に  近藤義郎
 河内飛鳥の保存運動新段階へ−“大規模宅地開発”から一変してゴルフ場に−  河内飛鳥保存対策協議会
 文化財保存全国協議会結成15周年記念講演会参加記  西川 宏
 関西新空港と大阪府の文化財保護行政  大阪府職労教委支部文化財保護分会
書評
 山中値史「国衛・郡術の構造と変遷」(『講座日本歴史』2)  駒井正明
 ルイス・R・ビンフォード『過去を追求する−考古記録の解読』  穴沢咊光
たより
 播磨国山陽道古代駅路を歩く  太田周子・斉子
新刊紹介
 ジョン・M・コールズ(河合信和訳)『古代人はどう暮らしていたか−実験考古学人門』  新田五郎
図版解説
 広島県御調町貝ケ原出土の特殊器台  広島県立歴史民俗資料館(桑田俊明)


<第32巻 第2号(通巻126号) 1985年9月>

総会研究報告
 時代区分の諸問題  近藤義郎
 北海道の時代区分−とくに続縄文、擦文時代を中心に−
 沖縄の時代区分をめぐって−とくに弥生相当期からグスク時代−  当真嗣一
 研究報告についての討議
論文
 テラ・アマタ遺跡(フランス・ニース市)における剥片剥離技法の分析  竹岡俊樹
研究ノート
 月の輪古墳出土鉄器の化学組成再考  佐々木稔
展望
 「核兵器廃絶宣言」の翻訳と送付について  考古学研究会核兵器廃絶特別委員会
 40年目の8月15日に  市原壽文
 原爆ドーム見学記  熱田貴保
 平和行進に参加して  堀江史子
 高井田横穴群周辺の現状  吉岡 哲
書評
 林巳奈夫『殷周時代青銅器の研究−殷周青銅器綜覧一−』  宮本一夫 
 石橋孝夫・清水雅男『紅葉山33号遺跡』  近藤義郎
たより
 高校必修クラブの成果から−縄文土器製作とマイギリ式発火其の製作−  大村 裕
声明
 追悼の辞(中川満雄氏・原田丈六氏・高橋■(いしへんに真)一氏)
新刊紹介
 埴原和郎編『縄文人の知恵』  千葉豊
 森浩一編『考古学の先覚者たち』  新田五郎
 近藤義郎『人類の進歩と核兵器』  松下公雄
 直良信夫『日本旧石器人の探究』  I
図版解説
 岡山市雲山鳥打遺跡第1号墳丘墓  岡山大学考古学研究室(雲山鳥打遺跡調査団)


<第32巻 第3号(通巻127号) 1985年12月>

論文
 北陸を舞台とした二万年前の出来事  奥村割言
 弥生後期土器の地域色とその背景一中国地方東部を中心に−  池橋 幹
 畿内前方後円頂の総体積から五世紀の政権構造を摸索する  石川 昇
 須恵器の断面色層と六世紀の焼成技術  安里 進
展望
 第7回「陵墓」調査見学会に参加して  和田晴吾
 文化財保存全国協議会第16回長野大会参加記  大久保徹也
書評
 石野博信『古墳文化出現期の研究』  都出比呂志
 韓国考古学研究会編『韓国考古学地図』(『韓国考古学報』特輯1  緒方 泉
たより
 シルクロードの旅  角田 茂
 山形だより  川崎利夫
 茨城県だより(1)  阿久津久
新刊紹介
 『日中合同古代史シンポジウム 三角縁神獣鏡の謎』  新田五郎
 藤本強『考古学を考える…方法的展望と課題』  新田五郎
 木村英明『マンモスを追って』(北海道考古学・教室1)  Ⅰ
 近藤義郎川本考古学研究序説』  岡本寛久
図版解説
 大阪府羽曳野市野中寺塔跡の発掘調査  羽曳野市教育委員会(森田和伸)


<第32巻 第4号(通巻128号) 1986年3月>

論文
 槍先形尖頭器石器群の研究序説−中部日本における地域的様相の把握−  栗島義明
 墳丘に表示された前方後円墳の定式とその評価−成立当初の畿内と吉備の対比から−  北条芳隆
 古市古墳群における小古墳の検討  田中和弘
研究ノート
 人・硯・石剣  西口陽一
 江田船山古墳象嵌銘鉄刀の製作年代  岡安光彦・臼杵勲・近江かおる・太田浩司
展望
 原爆ドームを史跡に  考古学研究会核兵器廃絶特別委員会
 核兵器廃絶宣言に対する海外の反響  考古学研究会核兵器廃絶特別委員会
 スペイン考古学者の手紙  稲田孝司
 「軍国主義の思想攻撃に反対する県民集会」に参加して  藤原千鶴
書評
 加藤晋平『シベリアの先史文化と日本』  菊池俊彦
 『岩波講座日本考古学』第1巻 研究の方法  松井潔
 A・ルロア=グーラン(蔵持不三也訳)「先史時代の宗教と芸術』・『世界の根源“先史絵画・神話・記号』  穴沢咊光
 春成秀爾「鉤と霊」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第7集)  桐原 健
たより
 ドイツだより  小野 昭
新刊紹介
 古市古墳群研究会編『古市古墳群とその周辺』  乗岡 実
 奈良県文化財保存対策連絡会編『巨勢山古墳群を守るために』  島瀬美穂
図版解説
 岡山県倉敷市楯築弥生墳丘墓  岡山大学考古学研究室(楯築弥生墳丘墓第5次調査団)


<第33巻 第1号(通巻129号) 1986年6月>

総会記事
 考古学研究会第32回総会次第
論文
 後期弥生土器の小地域性  松井 潔
 ヒョウタンからコマ−ヒョウタン栽培植物説をめぐって−  松井 章
総会研究報告
 先土器時代から縄紋時代へ  岡本東三
 縄文時代から弥生時代へ  石岡憲雄
 弥生時代から古墳時代へ  鈴木敏弘
 高塚古墳の終末  杉山晋作
 質疑
その他
 シンポジウム参加記  粟島義明
 シンポジウムの印象  倉林眞砂斗
展望
 イギリス滞在その日  小笠原好彦
 「国際日本文化研究センター」構想と「梅原日本学」  新納 泉
 静岡市上ノ山遺跡事件の経緯  大塚淑夫
書評
 長沼孝編『今金町美利河1遺跡−美和河ダム建設事業に伴う埋蔵文化財発掘報告書』  藤野次史
 大韓民国文化財管理局文化財研究所編『皇龍寺遺跡発掘調査報告書I』  亀田修一
たより
 現代史と考古学  伊藤慎二
新刊紹介
 坂詰秀一・森郁夫編『日本歴史考古学を学ぶ』(上)(中)(下)  新田五郎
 坪井清足『古代追跡−ある考古学徒の回想』  I
 『特集神奈川六浦と上行寺東遺跡』  大橋雅也
図版解説
 岡山市大垣・小沼山城跡の調査  出宮徳尚・乗岡実
 イングランドバアッツァー遺跡、カーン・ユーニー遺跡  小笠原好彦


<第33巻 第2号(通巻130号) 1986年9月>

総会研究報告
 ヨーロッパとくにドイツの学問的伝統における先史時代区分の諸問題
 ギュンター・スモラ(小野 昭訳)
 東北・北海道史の区分  林 謙作
 南九州の時代区分について  新車晃一
 討議
論文
 オホーツク文化のイヌの装飾肢骨について  桝本 哲
研究ノート
 出羽国南半の須恵器生産をめぐって−須恵器生産の一、二の考察−  村山正市
展望
 天皇美化と民衆無視−『新編日本史』の原始・古代の部分を読む−  西川 宏
 平和と戦争に関する生命社会学的見直し  ドン・ブロスウェル (北条芳隆抄訳)
 文化財保存全国協議会第17回滋賀大会参加記  角田茂・絹川一徳
声明
 島根県古曽志大谷1号墳野保存要望  考古学研究会委員会
書評
 高知県教育委員会編『高知空港拡張整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 田村遺跡群」  平井 勝
 小泉顕夫『朝鮮古代遺跡の遍歴−発掘調査三十年の回想-』  南 秀雄
 古代貨幣の世界一岩井克人氏の所論によせて−  村上英之助
新刊紹介
 大和市教育委員会編『月見野遺跡群上野遺跡第1地点』  絹川一徳
図版解説
 岡山県倉敷市二子14号墳の調査  岡山県古代吉備文化財センター(井上弘・亀山行雄)
 オロルゲサイリエ遺跡  稲田孝司


<第33巻 第3号(通巻131号) 1986年12月>

論文
 縄文後晩期の刀剣形石製品の研究(上)  後藤信祐
 前方後円墳成立期の播磨・揖保川流域  岸本道昭
研究ノート
 弥生時代鉄製武器に関する試論−北部九州出土の鉄剣・鉄刀を中心に  大庭康時
 山西省太原西郊王門溝出土の卵形三足甕  秋山進午
展望
 世界考古学会議参加の記  都出比呂志
 松江市古曽志大谷1号墳の保存をめぐって  東森市良
 香川県なかんだ浜遺跡の保存問題  近藤義郎
 第8回「陵墓」調査見学記  天野末喜
 「大塚陵墓参考地」(河内大塚山古墳)調査見学会に参加して  角田茂
声明
 国家(防衛)秘密法に反対する声明  考古学研究会委員会
その他
 核兵器の廃絶を求める全考古学研究者の署名運動の中間報告
 反核考古学研究者の会
書評
 近藤義郎『日本考古学研究序説』  林 謙作
 菊池徹夫『北方考古学の研究』  斎藤 傑
たより
 岡山での考古学の印象−1985年夏−  W・N・アーヴィング(柴田英樹訳)
 北海道だより  木村英明
新刊紹介
 町田洋・小島圭二編「日本の自然8 自然の猛威』  安川豊史
 西弘海『土器様式の成立とその背景」  稲田孝司
 Ph・E・L・スミス(戸沢充則監訳・河合信和訳) 『農耕の起源と人類の歴史一食料生産経済のもたらしたもの−』  北條芳隆
図版解説
 京都府与謝郡加悦町鴫谷東1号墳の調査  立命館大学文学部(和田晴吾)
 ウラン・ハダ遺跡  木村英明


<第33巻 第4号(通巻132号) 1987年3月>

論文
 縄文後晩期の刀剣形石製品の研究(下)  後藤信祐
 陶棺の研究  杉山尚人
 伊豆諸島からみた律令体制の地域的展開−堝形土器を中心として−  橋口尚武
 考古資料による時代区分−その前提的作業−  勅使河原 彰
研究ノート
 遺跡の保存と活用  黒崎 直
展望
 人類進化図二題  河合信和
 活況を呈するヴェトナム考古学界  菊池誠一
 ナカンダ浜保存問題経過報告  丹羽祐一
 松江市古曽志大谷1号墳問題のその後の経過  東森市良
声明
 古曽志大谷1号墳の保存断念に対する抗議  考古学研究会委員会
書評
 上行寺東遺跡の評価をめぐって−『特集神奈川県六浦と上行寺束遺跡』『歴史手帖』14巻3号− 佐久間責士
たより
 長野県だより  桐原 健
 山口県だより  河村吉行
 国際学会「ネアンデルタール人」に参加して  森本 晋
 「シンポジュウム亀ヶ岡文化」の報告  北上考古学会
図版解説
 楯築弥生墳丘墓 突出部隅の調査  岡山大学考古学研究室(楯築弥生墳丘墓第V1次調査団)
 ノイヴィート遺跡群  小野 昭


<第34巻 第1号(通巻133号) 1987年6月>

総会記事
 考古学研究会第33回総会次第
論文
 竪穴式石室の研究一使用石材の分析を中心に−(上)  宇垣匡雅
 丹後・加悦谷における古墳の変遷  細川修平
研究ノート
 翼状剥片の構造的矛盾  織笠 昭
 土偶の用法について  磯前順一
 集落論ノートー南九州の縄文晩期集落から−  北郷泰道
展望
 池上曽根遺跡をめぐる情勢と当面の課題  泉州の自然と文化財を守る連絡会議(泉文運)事務局
 ナカンダ浜保存問題経過報告 その2  丹羽祐一
声明
 大阪府池上曽根遺跡全域の保存と整備に関する要望書
書評
 ジョン・ワイマー『旧石器時代』  穴沢咊光
 オーリガ=ヴァシーリエヴナ=ヂャーコヴァ『ソ連邦極東の中世初期の土器−4〜10世紀の歴史資料として−』  菊池俊彦
新刊紹介
 島根県考古学会ブックレット編集委員会編『古曽志大谷1号墳と古代の出雲』  大谷晃ニ
たより
 報告書はどこまで信用できるのか  中西常雄
 高知県下分遠崎遺跡  出原恵三
図版解説
 美作国府跡の第1次調査  津山市教育委員会(安川豊史)
 マウサのブロッホ  近藤義郎


<第34巻 第2号(通巻134号) 1987年9月>

総会研究報告
 先土器・縄文時代の時期区分と時代区分一学史を中心にして−  戸沢充則
 弥生時代の時期区分原理について  森岡秀人
 古墳時代の時期区分をめぐって  和田晴吾
 討議
論文
 竪穴式石室の研究−使用石材の分析を中心に−(下)  宇垣匡雅
 小鞍の発生−平城宮出土「軛」の再検討  河野通明
研究ノート
 石・古墳・淡路  西口陽一
展望
 ナカンダ浜保存問題経過報告 その3  丹羽佑一
 工場の配置を換え、遺跡を守る−保存運動の一つの成果−  中田啓司
 文化財保存全国協議会第18回山梨大会参加記  北条芳隆・古市秀治
 一の谷中世墳墓群保存をめぐる最近の状況  一の谷中世墳墓群保存要望書事務局
 「池上]に府教委の「発掘調査」迫る  泉州の自然と文化財を守る連絡会議(泉文連)事務局
書評
 『中国人百科全書 考古学』を読んで  町田 章
新刊紹介
 山崎一雄『古文化財の科学』  近藤義郎
 『日本第四紀学会編『日本第四紀地図』  稲田孝司
 近藤義郎・河本清福『吉備の考古学−吉備世界の盛衰を追う−』  乗岡 実
 近藤義郎編『岡山県の考古学』  乗岡 実
 岩永蓮代『文化財保護ありのまま』  岡本寛久
図版解説
 岡山県総社市板井砂奥製鉄遺跡  総社市教育委員会(村上幸雄)
 アイルランド ノウス墳丘墓  新納 泉


<第34巻 第3号(通巻135号) 1987年12月>

論文
 大王墓の系譜とその特質(上)  広瀬和雄
 戊辰年銘大刀と装飾付大刀の編年  新納 泉
 琉球−沖縄の考古学的時代区分をめぐる諸問題−(上)  安里 進
 ミュケーナイ時代のハイド・タイプ粗銅  村上英之助
研究ノート
 先土器時代遺跡の研究−個体の消費及び石器の交換・譲渡からみた砂川遺跡形成の背景−  粟島義明
 焼粘土塊と生粘土貯蔵穴  今井 堯
 初期農耕集落の構造  出原恵三
展望
 仙台市所在、「埋蔵文化財発掘調査研究所」(”発掘会社”)をめぐって  鎌田俊昭・梶原洋
 潮海考古紀行  西川 宏 
 一の谷中世墳墓群合同視察参加記  角田 茂
書評
  I ・V・アセーエフ、I・I・キリーロフ、E・V・ガヅィーチェフ著『中世ザバイカリエの遊牧民』  桝本 哲
たより
 第5回国際会議「シレックス」に参加して  森本 晋
新刊紹介
 春成秀爾編『明石市西八木海岸の発掘調査』  稲田孝司
 戸沢充則『縄文人との対話一私の考古学手帳刊  平井 勝
 サリー・グリーン(近藤義郎・山口君子訳)『考古学の変革者−ゴードン・チャイルドの生涯−』  石坂俊郎
図版解説
 野添古墳群の発掘調査  大津市教育委員会(須崎雪博)
 デーンベリ遺跡(イングランド・ハンブシャー)  都出比呂志


<第34巻 第4号(通巻136号) 1988年3月>

論文
 テフラおよびテフラ性土壌の堆積機構とテフロクロノロジー−ATにまつわる議論に関係して−  早津賢二
 竪穴住居に住む人々  大村 直
 琉球−沖縄の考古学的時代区分をめぐる諸問題−(下)  安里 進
 大王墓の系譜とその特質(下)  広瀬和雄
 骨からみた西アジア・ヨーロッパの家畜の歴史  A・T・クラソン(松井章訳)
研究ノート
 第33回総会研究報告「考古学における時代区分・時期区分」の問題点について  近藤義郎
 前期古墳の竪穴式石室石材と長持形石棺  宮本繁雄
展望
 講演会「戦争と平和と考古学」に参加して  滝川重徳
 「穴太廃寺」保存問題3年半を経過して  松田常子
 中谷裁判のゆくえ−2.11「建国記念の日」に反対する集会に参加して−  絹川 一徳
書評
 ロビン・ダネル『ヨーロッパ先史経済一新しいアプローチ』  穴沢咊光
 鈴木忠司編「先土器時代の礫群をめぐって」(「古代文化』第39巻第7号)  藤野次史
たより
 若林泰氏著作集『灘・神戸地方史の研究』の刊行  森岡秀人
図版解説
 大阪市難波宮跡の古墳時代建物群  大阪市教育委員会・(財)大阪市文化財協会(南秀雄)
 トリニール人骨出土地・パチタン遺跡(インドネシアジャワ島)  春成秀爾


<第35巻 第1号(通巻137号) 1988年6月>

総会記事
 考古学研究会第34回総会次第
論文
 国分台遺跡における石器製作の技術構造−原産地遺跡間の比較を通して−(上)  絹川一徳
 中国地方縄文時代の剥片石器−その組成・剥片剥離技術−  竹広文明
 古墳時代の親族構造について−九州における父系制問題に関連して−  辻村純代
展望
 国史跡池上曽根遺跡と文化財保護−シンポジウム「弥生集落の再検討」に参加して−  岩見和泰
 日本考古学協会岡山大会の記録  考古学研究会庶務委員会
声明
 一の谷遺跡南地区の土取り破壊決定に対する抗議と要望  考古学研究会委員会
書評
 岡崎敬『中国の考古学−隋唐編』  杉本憲司
 『岩波講座日本考古学』第4巻 集落と祭祀  北条芳隆
図版解説
 岡山市浦間茶臼山古墳の発掘  岡山大学浦間茶臼山古墳調査団
 ベルギー シャルー洞窟、フルフォー洞窟  森本 晋


<第35巻 第2号(通巻138号) 1988年9月>

総会研究報告
 旧石器時代における地域差と時期区分  小野 昭
 縄文時代の時期区分と発展の段階  鈴木公雄
 弥生時代の地域区分と時期区分  藤田憲司
 討議
論文
 国分台遺跡における石器製作の技術構造−原産地遺跡間の比較を通して−(下)  絹川一徳
 古墳出現前後の土器相一筑前地方を素材として−  溝口孝司
展望
 原水爆禁止1988年世界大会に参加して  角田茂・中田啓司・近藤義郎
 文化財保存全国協議会第19回奈良大会参加記  山中敏史
 1988年度、陵墓部長との会見について  和田晴吾
書評
 サリー・グリーン著(近藤義郎・山口唇子訳)『考古学の変革−ゴードン・チャイルドの生涯』  穴沢咊光
たより
 徳島県指定史跡・渋野丸山古墳の保存問題  渋野丸山古墳を守る会・小林勝美
図版解説
 大阪府藤井寺市西暮山古墳の調査  藤井寺市教育委員会(山田幸弘)
 イタリア パエストゥム遺跡  田辺征夫


<第35巻 第3号(通巻139号) 1988年12月>

論文
 擦文時代の剥片石器・剥片とその評価−加工具にみられる鉄器化の完了について−  横山英介
 北陸の石刃集団  奥村吉信
 心葉形鏡板付轡・杏葉の編年  岡安光彦
研究ノート
 隆起線文土器以前−神子柴文化と隆起線文土器文化の間−  粟島義明
 築造企画を同じくする「帆立貝式前方後円墳」について  遊佐和敏
 近年の初期農業論について(上)  森本和男
展望
 日本海最北端の大円墳と高地性集落−新潟県新津市八幡山・蒲ケ沢遺跡群の保存運動をめぐって−  文化財保存全国協議会新潟事務局
 池上・曽根遺跡の保存を求める統一声明のお知らせ  国史跡池上曽根遺跡の保存と活用を進める会
 神奈川県逗子市池子の森に関する要望書について  考古学研究会文化財保存問題委員会
 一の谷遺跡保存に関する再度の抗議と要望  考古学研究会委員会
声明
 一の谷遺跡保存に関する再度の抗議と要望
書評
 西谷真治・置田雅昭著『ニゴレ古墳』  入倉徳裕
 向日市教育委員会『物集女車塚』・出雲考古学研究会『石棺式石室の研究』  広瀬和雄
図版解説
 飛騨国分尼寺金堂  八賀 晋
 クサンテン遺跡(西ドイツ・ノルトライン・ウェストファーレン州)  都出比呂志


<第35巻 第4号(通巻140号) 1989年6月>

その他
 津島遺跡武道館事件について  近藤義郎
 80年代の文化財をめぐる情勢と保存運動  今井堯
論文
 弥生時代の石製武器の発達と地域性−とくに打製石鏃について−  松木武彦
 小古墳による奈良盆地の政治史的研究(上)  吉村 健
研究ノート
 近年の初期農業論について(下)  森本和男
展望
 津島遺跡保存運動以後20年  西川 宏
 「陵墓」問題をめぐって−衆議院予算委員会の討議から−  考古学研究会「陵墓」委員会
 「軍国主義の思想攻勢に反対する岡山県民集会]参加記  井上智博
 「主権在民に対立する儀礼・祭祀の復活と『山陵』の造営に抗議する声明」の紹介  考古学研究会「陵墓」委員会・文化財保存問題委員会
 愛媛県指定史跡「阿方貝塚」の危機  今治の自然と文化遺産を守る会
 愛媛県今治市「阿方貝塚」の保存要望について  考古学研究会委員会
 府道刻々「池上」に迫る−力を合わせて弥生の春を迎えよう−  国史跡池上曽根遺跡の保存と活用を進める会
 日本訪問の印象  ディミトリエ・マダス
書評
 (財)群馬県埋蔵文化財調査事業団『三ツ寺I遺跡−古墳時代居館の調査−』  小笠原好彦
 イアン・ホッダー、クリーヴ・オルトン著(深沢百合子訳)『考古学における空間分析』  穴沢咊光
新刊紹介
 D・M・ラウブ、S・M・スタンレー(花井哲郎・小西健二・速水格・鎮河清高訳)『古生物学の基礎』  穴沢咊光
図版解説
 向山1号墳の調査  網谷克彦
 ケニア フォート・ジーザス(ケニア共和国・モンバサ)  山本 誠