岡山例会


第575回 考古学研究会 岡山11月例会のご案内(対面+オンライン)


南国市若宮ノ東遺跡出土「何不」刻書土器 / 備前・備中・美作国の中世石塔

※フライヤーをダウンロード

❏第575回 岡山11月例会は、対面+Zoomを利用したオンライン上で開催します ! 

❏日時:2025年11月22日(土) 14時~16時30分

❏会場:岡山大学図書館 3階セミナー室B・C (岡山市北区津島中3-1-1)

■報告1

柴田 亮(岡山大学文明動態学研究所)

「備前・備中・美作国の中世石塔の地域性―13~14世紀を中心に―

 12世紀末頃~13世紀前半に出現する中世石塔は、14世紀代になると全国的に建立数が増加する。備前・備中・美作国(現在の岡山県域)の中世石塔は、ごくわずかな調査事例に限られ、体系的な研究は進んでいなかった。本発表では、当該地域の中世石塔の概要と地域性について述べる。

■報告2

宮里 修(高知大学人文社会科学部)

「南国市若宮ノ東遺跡出土「何不」刻書土器の論点を整理する」 

 高知県南国市若宮ノ東遺跡から出土した古墳時代初頭の壺形土器に「何不」と判読しうる線刻が確認された。複数文字は類例がなく慎重な判断が求められるが、刻書を詳細に観察すると、施文具の運びに筆の意識が認められる一方で筆順や施文方向には文字一般との食い違いがある。「何不」刻書の位置づけは土器への線刻一般との比較を通じて検討する必要があり、近隣の遺跡から出土した皮袋形土器・撥形文などが比較資料として注意される。該期に文字を伝えうるのは特殊器種・特殊文様を伝えた社会環境であると措定し、まずは関連資料を整理して今後の研究を展望する。

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オンラインの参加
【定  員】先着100名(オンラインは、事前申込みが必要。参加費400円
【申込先】オンラインで参加ご希望の方は、次のURL等から申込みしてください。 
  https://okayama-reikai2025-3.peatix.com/

(当会ホームページ>岡山例会からも申込みできます。)

【申込締切】11月20日(木)19:00
※peatixで申込み後、「イベントに参加」をクリックしてzoomの事前登録を行っていただいた
ら、zoomミーティングID及びパスワードなどをメールにて送信します。
申込み後、チケットをキャンセルされる場合は、peatixイベントページか、チケット画面から
問合せください。キャンセルされる場合、申込者に返金手数料が発生することをご了承ください。