考古学研究会
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考古学研究会関西例会シンポジウム

考古学研究会 第10回関西例会シンポジウム
『地域研究に基づく古墳時代の集落構造と社会』
開催のご案内 <pdf>

開催趣旨:
  古墳時代を中心とした時代の近畿地域における集落研究は、この数年、悉皆的な集落動態の追究が進んだことから、通時的な集落立地の傾向や地域性が明らかとなりつつある。これに加え、集落と古墳の関係性、中期以降については渡来系集団の定着性などに着目した研究などが推し進められ、最近では発掘調査データに基づいた微地形や古環境の変遷が詳細に復元されるようになるなど、集落研究は、いま、新たな進展をみせている。
  そこで本シンポジウムでは、いくつかの特定エリアを対象に、微地形や古環境の変化をふまえつつ、居住域と土地利用の変遷、利水と耕地開発、集落の担い手となる集団の動向、などをキーワードに詳細な分析を試みる。その上で、対象エリアにおける集落の成立要因や特色を議論しながら、周辺の古墳築造動向(首長系譜)との関連にも言及したい。『考古学研究』誌上における近藤義郎氏の「共同体と単位集団」の掲載から60年、都出比呂志氏の「農業共同体と首長権」の発表から半世紀が経過し、精緻な時期比定と集落を取り巻く景観変化が追求できるようになったいま、発掘調査成果を基にした事例分析から近畿地域の古墳時代集落について検討する機会をもちたい。

日        時: 2020 年 2 月 2 日(土)10:30~16:40
会        場: キャンパスプラザ京都 4階第3講義室
         〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939(アクセスについてはフライヤに掲載)
         TEL: 075-353-9111
当日資料代: 1,000 円(予定) 定  員:150 人 先着順

=発表内容=  

  • 10:30   【挨拶・開催趣旨説明】
  • 10:40  笹栗 拓(大阪府文化財センター)「摂津・河内における大型前方後円墳の築造と周辺集落」   
  • 11:30  古閑正浩(大山崎町教育委員会)「桂川水系における集落の展開と造墓の隆替」
  • 12:20   【昼休憩】  
  • 13:20  大木 要(和歌山市役所)「和歌山平野における弥生時代から古墳時代の地形変化と土地利用」   
  • 14:10  中野 咲(奈良県立橿原考古学研究所)「奈良盆地における弥生時代から古墳時代の地形変化と土地利用」
  • 15:00   【休憩】
  • 15:15  討論 (司会: 中久保辰夫 京都橘大学)
  • 16:30   【閉会挨拶】
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【お問い合わせ先】
考古学研究会関西例会・事務局
〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500
滋賀県立大学中井研究室
Tel  0749-28-8416   /    E-mail kansaireikai@gmail.com