考古学研究会
<考古学研究会事務局>
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岡山県岡山市北区清心町16-37長井ビル201
TEL・FAX 086-255-7840
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会誌『考古学研究』
目次
第71巻 第2号(通巻282号)
2024年9月
展望
- 2023年度の「陵墓」調査見学参加記
- 内田好昭・木村 理・澤田秀実・橋本達也・森本 徹
論文
- 方形区画遺構の出現と展開―関東地方を事例にしてー
- 大熊久貴
要旨 「首長居館」や「豪族居館」とされてきた,方形区画遺構について着目した。 特に多く分布する関東地方を対象にすることで,古墳時代社会の形成過程について周囲から隔絶した空間をもつ方形区画遺構から論じることを目的とする。 その結果,本格的な古墳文化到来以前に弥生時代の環濠集落からの流れの中で方形化と区画される対象の限定化が南関東で進行し,北関東へ分布が拡大した。さらに近畿地 方的な景観をもつ方形区画遺構も受容され,それは在地的なものよりも上位階層とされた。 このように,関東地方では近畿地方からの古墳文化到来以前に,区画するかたちでの 階層の可視的明確化が進行したことで,古墳文化の受容の素地を作り上げていった。キーワード 古墳時代,首長居館,方形区画遺構,社会構造,階層
- 集落遺跡から見た古墳時代内海社会像の検討とその形成過程―茨城県南部を対象として―
- 柏瀬拓巳
要旨 本稿では,茨城県南部霞ヶ浦周辺の古墳時代前期社会では内海を通じた水上交通が重視されたという言説に対し,集落動態の分析から検討を試みた。その結果,弥生 後期後半には内海や大河川主流路沿岸に集落遺跡が集中的に見られなかったのに対し,古墳時代前期前葉には集落分布の拡大とともに,内海・大河川主流路に集落分布の中心 が移ったことを明らかにし,前期古墳が多く築造された前期後葉には内海・大河川主流路への指向性は強くなることを明らかにした。これらの現象の解釈は,前期古墳の立地 の限定性や手工業関連遺跡の存在から,当地の古墳時代前期社会における水上交通の重要性を補強するものと理解した。キーワード 古墳出現期,茨城県南部,集落動態,集落立地,内海社会書評
- 山田 猛 著『平等と定住の縄文社会』
- 守屋豊人
- 宮地聡一郎 著『西日本縄文時代晩期の土器型式圏と遺跡群』
- 中沢道彦
- 藤尾慎一郎 著『弥生人はどこから来たのか―最新科学が解明する先史日本―』
- 設楽博己
- 田尻義了 著『青銅器の生産からみる弥生社会』
- 楠 惠美子
- ゲイリー・アートン/アドリアナ・フォン・ハーゲン 編 大平秀一 監訳 岡本年正/森下壽典 訳 『インカ百科事典』
- 青山和夫
考古フォーカス
- ギリシア共和国メッセニア県 ピュロス遺跡(ネストルの宮殿)
- 周藤芳幸
- 愛媛県西条市 宮之内遺跡の発掘調査
- 松葉竜司
委員会つうしん
- 全国委員会議事抄録
会員つうしん