考古学研究会
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『考古学研究』 1994〜2004   第41巻第1号(通巻161号)〜 第50巻第4号(通巻200号)

<第41巻第1号(通巻161号) 1994年6月>

考古学研究会発足40周年をむかえて   西川 宏・都出比呂志
会誌改善によせて   会誌改善特別委員会
考古学研究会第40回総会
論文
  水洞溝技法とルヴァロワ技法-東アジア石刃技法形成の一過程-   稲田孝司
  仿製三角縁神獣鏡の編年と製作背景   福永伸哉
  狩猟・採集民の生業・集落と民族誌-生態学的アプローチに基づいた民族誌モデルを中心として-   羽生淳子
研究ノート
  古墳時代の武器・武具および軍事組織研究の動向   松木武彦
展望
  第1回埋蔵文化財関係職員交流集会参加記   阪田育功
  花の里・陰田遺跡まつり   小泉千絵
  渋谷向山古墳(「景行天皇陵」)の事前調査見学会に参加して   和田晴吾
教科書に登場する遺跡
  尖石遺跡   宮下健司
研究グループ訪問
  山形考古学会   事務局長 小形利彦
書評
  ピーター・ジェームズ著『暗黒の諸世紀-旧世界考古学の通説的年代観への挑戦-』   穴沢咊光
新刊紹介
  田中琢・佐原真『考古学の散歩道』   横田美香
  ドナルド・ジョハンソン,ジェームス・シュリーヴ(馬場悠男・堀内静子訳)『ルーシーの子供たち』   穴沢咊光
会員通信
日本の遺跡・世界の遺跡

  鉢伏山西峰古墳の調査   羽曳野市教育委員会
  グルジア共和国 ドゥマニシィ遺跡   杉野森淳子


<第41巻第2号(通巻162号) 1994年9月>

考古学研究会第40回総会研究報告
  東日本の大陸系磨製石器-木工具と穂摘み具-   石川日出志
  埴輪生産の展開   高橋克壽
  研究報告についての討議
論文
  江戸在地系土器生産の成立に関する予察-近世都市江戸における17世紀の土師質皿-  小林謙一
  中国初期農業における共通性と地域性   森本和男
研究ノート
  「縄」と「縄」-山内清男はなぜ「縄」にこだわったのか?-   大村 裕
展望
  平安宮内裏内郭回廊遺跡の保存問題について   京都の埋蔵文化財を考えあう会
  文化財保存全国協議会第25回大阪大会参加記-遺跡保存とまちづくりを考える-   野崎貴博
  讃岐中世の山城,雨滝城跡を守ろう   雨滝城跡を保存顕彰する会
教科書に登場する遺跡
  西都原古墳群   石川悦雄
研究グループ訪問
  都城制研究会(難波宮跡研究会)   中尾芳治
書評
  ジナ・バーンズ著『中国・朝鮮・日本-東アジアにおける文明の形成-』   都出比呂志
会員通信
日本の遺跡・世界の遺跡

  鹿児島県 上野原遺跡   鹿児島県立埋蔵文化財センター
  中華人民共和国 交河故城   小沢 毅


<第41巻第3号(通巻163号) 1994年12月>

考古学研究会40周年記念講演
  現代に生きる考古学-社会とのかかわりを考える-   都出比呂志
  古代国家を支えた工人たち   狩野 久
論文
  棒状骨角器考-宮城県里浜貝塚台囲地点出土の縄文後・晩期土器の沈線施文とミガキの技術-   会田容弘
  弥生時代における鍛冶遺構の研究   村上恭通
研究ノート
  日本古代の金属生産とリカード・モデル-銅と鉄との国際分業仮説-   村上英之助
展望
  立屋敷遺跡の調査に参加して   中川研治
  戦争遺跡・遺物,戦跡考古学について   池田一郎
  1994年原水爆禁止平和行進・世界大会参加記   核兵器廃絶委員会
教科書に登場する遺跡
  多賀城跡   進藤秋輝
研究グループ訪問
  山口県旧石器文化研究会   周陽考古学研究所 山本一朗
書評
  クリストファー・ストリンガー,クライヴ・ギャンブル著『ネアンデルタール人を求めて』   穴沢咊光
新刊紹介
  城戸康利・前田達男・𠮷留秀敏編『牟田裕二君追悼論集』   武末純一
会員通信
日本の遺跡・世界の遺跡

  青森県 三内丸山遺跡   青森県埋蔵文化財センター
  ケニア共和国 ジュンバ遺跡   富樫孝志


<第41巻第4号(通巻164号) 1995年3月>

会告   考古学研究会常任委員会
考古学研究会第41回総会研究報告要旨
  弥生時代の戦争と日本列島社会の発展過程   松木武彦
  古墳時代における軍事組織の形成過程   滝沢 誠
  日韓古代山城比較試論   亀田修一
論文
  骨に残る解体痕の比較   小野 昭・中村由克・山川史子・渡辺哲也・野尻湖人類考古グループ
  古墳時代の有肩鉄斧をめぐって   野島 永
研究ノート
  古墳時代中期における軍事組織の実態-松木武彦氏の批判文に応えつつ-   藤田和尊
  古墳時代中期における軍事組織について   田中晋作
リポート・阪神大震災
  阪神大震災と直面して-被災地・芦屋における一会員の近況から-   森岡秀人
  阪神大震災と地震考古学   寒川 旭
  摂津加茂遺跡・宮川石器館の被害   伊井孝雄・濱田延充
  兵庫県南部の被災地に援助の力を   伊藤 純
  我々は何かできるか,何をしなければならないのか   埋文関係救援連絡会議
  阪神大震災の文化財被害   考古学研究会編集委員会
展望
  考古学研究会40周年に思うこと-田中琢さん・佐原真さんに聞く-   聞き手:春成秀爾・松木武彦
  1994年のベトナム考古学界,2・3の話題   菊池誠一
  考古学研究会東京集会を開く   考古学研究会東京集会実行委貝会
教科書に登場する遺跡
  二上山北麓遺跡群   佐藤良二
研究グループ訪問
  庄内式土器研究会
新刊紹介
  春成秀爾『「明石原人」とは何であったか』   稲田孝司
  ゾウ足跡化石調査法編集委員会『ゾウの足跡化石調査法』   稲田孝司
日本の遺跡・世界の遺跡
  京都府 金谷1号墓   (財)京都府埋蔵文化財調査研究センター
  フランス ブラン ソール遺跡  C.キュピヤール
会員通信


<第42巻第1号(通巻165号) 1995年6月>

文化財を生かした震災復興に関する声明   考古学研究会常任委員会
論文
  技術的組織・変形論・石材受給-下総台地後期旧石器時代の社会生態学的考察-   佐藤宏之
  弥生時代の戦い   橋口達也
  弥生時代墓制の地域区分   岡本孝之
研究ノート
  屋内葬考-類型と性格-   花輪 宏
展望
  戦争遺跡と埋蔵文化財   杉本 宏
  災害と考古学   能登 健
  被災地の現状を見て   小浜 成
  第29回「『建国記念の日』を考える県民のつどい」参加記   白川雄一
  1994年度「陵墓」委員会の活動   考古学研究会「陵墓」委員会
資料
  文化財行政関係資料   考古学研究会編集委員会
書評
  コリン・レンフリュー,エズラ・ズブロウ編『古代の心-認知考古学の諸要素-』   松本直子
教科書に登場する遺跡
  紫雲出山遺跡   丹羽佑一
研究グループ訪問
  鹿児島県考古学会   中村耕治
日本の遺跡・世界の遺跡
  島根県 島田池遺跡   島根県埋蔵文化財調査センター
  インド ビンベッカ遺跡   新納 泉
会員通信


<第42巻第2号(通巻166号) 1995年9月>

核実験に抗議する声明
考古学研究会第41回総会
論文
  多数合葬例の意義-縄文時代の関東地方を中心に-   山田康弘
  弥生時代の墓地における土器出土状況の分析-北部九州と吉備を中心にして-   川上洋一
  古代の鍛冶炉-その形態および鍛冶工程との関連について-   安間拓巳
研究ノート
  古墳時代及び古代集落研究のための予察-福島県郡山市域における集落-   垣内和孝
展望
  埋文関係救援連絡会議の活動   埋文関係救援連絡会議
  青陵最後の抵抗-二つの「古代の遺物」-   春成秀爾
  高等学校の現場から-「日本史A」の近現代史重視の中で-   長島雄一
  ケンブリッジの空のもとで   藤尾慎一郎
書評
  李亀烈著・南永昌訳『失われた朝鮮文化-日本侵略下の韓国文化財秘話-』   大庭重信
教科書に登場する遺跡
  鳥浜貝塚   網谷克彦
研究グループ訪問
  両丹考古学研究会   長谷川達
新刊紹介
  今里幾次『播磨古瓦の研究』   上原真人
日本の遺跡・世界の遺跡
  岡山市 南方(済生会)遺跡   岡山市教育委員会
  中国 五女山城   西川 宏
会員通信


<第42巻第3号(通巻167号) 1995年12月>

考古学研究会第41回総会講演・研究報告
  統一テーマ「戦争と考古学」をなぜかかげたか   西川 宏
  戦争と考古学   田中 琢
  弥生時代の戦争と日本列島社会の発展過程   松木武彦
  日韓古代山城比較試論   亀田修一
  研究報告についての討議
論文
  土器焼きの火・料理の火-縄文土器にみられる使用痕跡と器体の劣化構造-   阿部芳郎
研究ノート
  地理情報システム利用の試み   新納 泉・金田明大・松下 修
  デンマークにおける先史狩猟採集社会の終焉-エグスミノ貝塚の発掘に参加して-   宮路淳子
展望
  CAA95に参加して   森本 晋
  1995年度陵墓懇談会の報告   「陵墓」委員会
  1995年原水爆禁止平和行進・世界大会参加記   核兵器廃絶委員会
  文全協結成25周年記念大会に参加して   横田美香
教科書に登場する遺跡
  首里城跡   當眞嗣一
研究グループ訪問
  大和弥生文化の会   池田保信
新刊紹介
  秋山進午編著『東北アジアの考古学的研究』   西川 宏
  日中共同学術平和調査団日本側編集委員会編『ソ満国境・虎頭要塞』   西川 裕
  石川県中島町教育委員会『ヤトン谷内遺跡』   岸本雅敏
日本の遺跡・世界の遺跡
  静岡県 葛原沢第Ⅳ遺跡 第1号住居址   沼津市文化財センター
  デンマーク エルテベレ文化期の貝塚   宮路淳子
会員通信


<第42巻第4号(通巻168号) 1996年3月>

考古学研究会第42回総会研究報告要旨
  弥生時代抗争の東方波及-高地性集落の動態を中心に-   森岡秀人
  前方後方墳の定着-東海系文化の波及と葛藤-   赤塚次郎
  日本とヨーロッパの城と戦い   千田嘉博
  考古学からみた中国新石器時代の戦争   佐川正敏
論文
  寺尾遺跡第Ⅰ文化層出土土器の再検討   白石浩之・丑野 毅
  認知考古学的視点からみた土器様式の空間的変異-縄文時代後晩期黒色磨研土器様式を素材として-   松本直子
  内耳鍋から焙烙ヘ-近世江戸在地系焙烙の成立-   両角まり
展望
  「文化」と「社会」-山内清男「日本遠古之文化」の一背景-   春成秀爾
  戦争遺跡調査の実践記   伊藤厚史
  国際会議“縄文文化からスター・カーへ”に参加して   平口哲夫・富岡直人
  佐紀石塚山古墳事前調査見学会参加記   難波紀子
  全国の考古学仲間の皆さん,お見舞い金有難うございました   埋文関係救援連絡会議
教科書に登場する遺跡
  土井ケ浜遺跡   松下孝幸
研究グループ訪問
  北陸古代土器研究会   北野博司
書評
  L.ターナー・R.スカイフェ編『沼沢地における遺体-新発見とその新しい展望』   谷畑美帆
新刊紹介
  大村俊夫遺稿追悼集刊行会『大村俊夫遺稿追悼集 イセキヲ マモッテ ヨイマチヅクリ』   井上智博
日本の遺跡
  福井県 小羽山30号墓   古川 登
世界の遺跡
  トルコ共和国 ゲミレル島遺跡   福永伸哉
会員通信


<第43巻第1号(通巻169号) 1996年6月>

考古学研究会第42回総会
論文
  オホーツク文化の石材獲得戦略   大西秀之
  特殊器台形埴輪の研究-岡山県南部出土の資料を中心に-   古市秀治
  吉備政権と鍛冶工房-古墳時代を中心に-   花田勝広
展望
  地域をつくる文化財-長野県小県郡長門町鷹山遺跡群の試み-   大竹幸恵
  16 ・ 17世紀,日本に渡ったベトナム陶磁の故郷-中部トゥアティエンフエ省ミースェン・フックティク窯址群を訪ねて-   菊池誠一
  第30回「『建国記念の日』を考える県民のつどい」参加記   難波紀子
資料
  総務庁行政監察局「芸術文化の振興に関する行政監察結果報告書」について   考古学研究会文化財保存問題委員会
教科書に登場する遺跡
  座散乱木遣跡・馬場壇A遺跡  鎌田俊昭
研究グループ訪問
  京都 木曜クラブ   山本雅和
書評
  金関恕+大阪府立弥生文化博物館編『弥生文化の成立-大変革の主体は「縄文人」だった』   宇野隆夫
  日経サイエンス編集部編『考古学の新展開』(別冊日経サイエンス114)   穴沢咊光
  フィリップ・L・コール,クレヤ・フォーセット編『民族主義,政治と考古学の実践』   穴沢咊光
日本の遺跡
  兵庫県 行者塚古墳   菱田哲郎
世界の遺跡
  マルタ共和国 ハガール・キム遺跡   大城道則
会員通信


<第43巻第2号(通巻170号) 1996年9月>

考古学研究会第42回総会研究報告
  あいさつ   春成秀爾
  前方後方墳の定着-東海系文化の波及と葛藤-   赤塚次郎
  日本とヨーロッパの城と戦い   千田嘉博
  王と鉞-中国新石器時代の戦争-   佐川正敏
論文
  台湾ヤミ族の出小屋における放棄行動に関する民俗考古学的研究   野林厚志
  近現代考古学の現状と課題-「新しい時代」の考古学をめぐって-   五十嵐彰・阪本宏児
研究ノート
  古墳時代後期における鍛冶集団の動向-大和地方を中心に-   金田善敬
  寛永通宝銭の径・重量における特徴   川根正教
展望
  阪神大震災と歴史資料の救済・保存活動   坂江 渉
  第27回文化財保存全国協議会神戸大会参加記   陣内高志
  1996年原水爆禁止平和行進・世界大会参加記   核兵器廃絶委員会
教科書に登場する遺跡
  埼玉稲荷山古墳   小川良祐
研究グループ訪問
  織豊期城郭研究会   中井 均
日本の遺跡
  宮城県 上高森遺跡   藤村新一・鎌田俊昭・横山裕平・梶原 洋
世界の遺跡
  中国内蒙古 興隆窪遺跡   楊虎・劉国祥(訳:王巍・後藤健)
資料
  「埋蔵文化財保護体制の整備充実について(報告)」に関して   文化財保存問題委員会
会員通信
受贈交換図書


<第43巻第3号(通巻171号) 1996年12月>

考古学研究会第42回総会研究報告
  弥生時代抗争の東方波及-高地性集落の動態を中心に-   森岡秀人
  研究報告についての討議
論文
  西南日本後期旧石器時代後半期における石器群の構造変容   萩原博文
  擦文時代における地域社会の形成   瀬川拓郎
  北海道縄文時代人の風習的抜歯について   服部良造・大島直行・埴原恒彦・百々幸雄
研究ノート
  古代集落についての一考察-再び福島県郡山市域の集落について-   垣内和孝
展望
  八雲立つ風土記の丘’96企画展「いくさ,そして平和~戦争を知らない人たちへ~」   本間恵美子・小野裕子・池田満雄
  わが国の軍隊は空襲から市民を守ったか-いわゆる高射砲陣地の考古学的検討から-   西川 宏
  北陸の弥生高地性集落,新潟県上越市裏山遺跡を救おう   橋本博文
  21世紀に向けた埋蔵文化財保護体制の確立-一行政内研究者からの問題提起-   佐久間豊
教科書に登場する遺跡
  大野城跡・水城跡   狭川真一
研究グループ訪問
  遺跡発行会   十亀幸雄
書評
  小林達雄著『縄文人の世界』   山本典幸
新刊紹介
  ケビン・グリーン著『考古学:イントロダクション』,コリン・レンフリュー,ポール・バーン共著『考古学:理論・方法・実践』(新版)   橋本奈保子
日本の遺跡
  高知県 奥谷南遺跡   (財)高知県文化財団埋蔵文化財センター
世界の遺跡
  タイ王国 ピマイ寺院遺跡   小林青樹
会員通信


<第43巻第4号(通巻172号) 1997年3月>

考古学研究会第43回総会研究報告要旨
  縄紋社会の資源利用・土地利用-「縄文都市論」批判-   林 謙作
  古代都市「藤原京」の成立   小沢 毅
  中国における囲壁集落の出現   中村慎一
論文
  縄文時代前期における文化圏の変化と集団の移動-関東地方の浮島・興津式文化圏に関して-   松田光太郎
  中河内弥生中期土器にみる諸相-「生駒西麓型土器」のもつ意味-   若林邦彦
研究ノート
  北陸地方南西部における弥生時代首長墓の認識-北加賀・越前北部地域の事例から-   古川 登
  特殊器台形埴輪の文様と編年-古市秀治「特殊器台形埴輪の研究」について-   宇垣匡雅
展望
  活断層の履歴調査と考古学   寒川 旭
  岡ミサンザイ古墳事前調査見学会参加記   濵 隆造
  地方の考古学,戦後50年の歩みから   矢島俊雄
  古典期マヤ文明の衰退と戦争の研究-グアテマラ アグアテカ遺跡とドス・ピラス遺跡-   猪俣 健
考古サロン
  年輪年代-未来へつなぐ夢 光谷拓実さん,森岡秀人さんに聞く (聞き手:都出比呂志・松田常子)
教科書に登場する遺跡
  一乗谷朝倉氏遺跡   水野和雄
研究グループ訪問
  滋賀考古学研発会   進藤 武
書評
  吉田晶著『卑弥呼の時代』・高倉洋彰箸『金印国家群の時代 東アジア世界と弥生社会』   松木武彦
新刊紹介
  稲田浩司編『恩原2遺跡』   竹広文明
  福永伸哉・杉井健編『雪野山古墳の研究』   野崎貴博
  リタ・P・ライト編『ジェンダーと考古学』   マーク・ハドソン
日本の遺跡
  石川県 雨の宮1号墳   史跡雨の宮古墳群調査団
世界の遺跡
  モンゴル国 カラコルム   三宅俊彦
資料
  文化財行政関係資料   文化財保存問題委員会
会員通信


<第44巻第1号(通巻173号) 1997年6月>

考古学研究会第43回総会
論文

  考古学的研究の基本構造に関する一試論-欧米考古学を主要な素材としての分析と提言-   溝口孝司
  前期古墳における刀剣副葬の地域性   宇垣匤雅
研究ノート
  銅鐸の鳥-ツルもいるし、サギもいる-   賀来孝代
展望
  洞ノ原四隅突出型墳墓群の保存にむけて   東森市良
  フランスの遺跡保護(1)-ロデス事件-   稲田孝司
  ネアンデルタール学への招待   河合信和
  「第31回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   陣内高志
考古サロン
  出雲岩倉銅鐸の発見-佐原真さん、春成秀爾さんに聞く(聞き手/松木武彦)
教科書に登場する遺跡
  根室半島チャシ跡群   川上 淳
研究グループ訪問
  土曜考古学研究会   利根川章彦
書評
  今村啓爾著『先史時代の日本』   松井 章
日本の遺跡
  千葉県 浅間山古墳   (財)千葉県史料研究財団
世界の遺産
  シリア テル・コサック・シャマリ遺跡   西秋良宏
資料
  「出土品の取扱いについて(報告)」に関して   文化財保存問題委員会
会員通信


<第44巻第2号(通巻174号) 1997年9月>

考古学研究会第43回総会講演・研究報告
  あいさつ   稲田孝司
  都市の形成と戦争   都出比呂志
  中国における囲壁集落の出現   中村慎一
論文
  定型化古墳出現前における濃尾,畿内と関東の確執   比田井克仁
  鉄器の組成比と所有形態   大村 直
展望
  沖縄の米軍基地と文化財問題   當眞嗣一
  チェコ考古学の現状(講演記録)   エヴィジェン・ネウストゥプニー(訳:豊島直博,解説:都出比呂志)
  フランスの遺跡保護(2)-法制度の枠組みと法令-   稲田孝司
  戦争遺跡と埋蔵文化財-その2-   杉本 宏
  「国際シンポジウム 災害から文化財を守る-緊急時の対策と活動の指針-」参加報告   山内利秋・井守徳男
  〈リポート・阪神大震災その後〉宮川石器館再開される   伊井孝雄・濱田延充
  文化財保存全国協議会第28回瀬戸大会参加記   津村宏臣
ミニシンポジウム記録
  吉備の横穴式石室-考古学研究会岡山例会から-
    岡山県内の横穴式石室   亀山行雄
    備後の横穴式石室   土井基司
    山陰の横穴式石室   大谷晃二
    畿内からみた吉備地域の横穴式石室   森下浩行
教科書に登場する遺跡
  荒神谷遺跡   柳浦俊一
研究グループ訪問
  芸備友の会   小都 隆
書評
  (財)香川県埋蔵文化財調査センター編『中間西井坪遺跡』Ⅰ   野崎貴博
  読まずに書いた?書評-拙著に対する松井章氏の書評に対して−   今村啓爾
新刊紹介
  野尻湖発掘調査団編著『最終氷期の自然と人類』   上原香里
日本の遺跡
  福岡県 小正西古墳   穂波町教育委員会 毛利哲久
世界の遺跡
  中国 後李春秋車馬坑   穴沢咊光
会員通信


<第44巻第3号(通巻175号) 1997年12月>

考古学研究会第43回総会研究報告
  縄紋社会の資源利用・土地利用-「縄文都市論」批判-   林 謙作
  古代都市「藤原京」の成立   小沢 毅
  研究報告についての討議
論文
  縄文集落の定住性と定着性-兵庫県養父郡八木川上・中流域における事例研究-   高松龍暉・矢野健一
研究ノート
  極東・沿海州の出現期の土器-ゴンチャールカ1遺跡の発掘調査-   イーゴリ・ヤコーブレビッチ・シェフカムート(訳・解説:梶原 洋)
展望
  日本史Aは必要か-校庭の古墳を教材に・岡山県立津山高校での実践-   古市秀治
  戦争遺跡調査の現状と課題-第2回虎頭要塞遺跡の調査-   菊池 実・池田一郎・金井安子・菊池誠一・伊藤厚史・大見元子
  フランスの遺跡保護(3)-行政組織と政策-   稲田孝司
  出土品選択に関する一視点   佐久間豊
  29年目の津島遺跡   岡山県遺跡保護調査団
  1997年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   平和・歴史教育委員会
  文化庁「埋蔵文化財発掘調査体制等の整備充実に関する調査研究委員会」意見聴取について   文化財保存問題委員会
教科書に登場する遺跡
  江田船山古墳   髙木恭二
研究グループ訪問
  窯跡研究会   森内秀造
書評
  木村英明著『シベリアの旧石器文化』   小畑弘己
  山中章著『日本古代都城の研究』   岩永省三
  池上曽根遺跡史跡指定20周年記念事業実行委員会編『弥生の環濠都市と巨大神殿』   設楽博己
日本の遺跡
  広島県 梨ケ谷遺跡   広島市歴史科学教育事業団 荒川正己
世界の遺跡
  パブアニューギニア クック遺跡   マーク・ハドソン
資料
  「公共工事の実施と埋蔵文化財の保護に係る連絡調整体制の整備について(通知)」に関して   文化財保存問題委員会
会員通信


<第44巻第4号(通巻176号) 1998年3月>

考古学研究会第44回総会講演・研究報告要旨
  都市の成立-西と東-   金関 恕
  都城以前の都市-弥生環濠都市の提唱-   広瀬和雄
  古代都市の構造と機能   山中 章
  中世村落と都市-地域社会における集村化と都市の成立-   前川 要
論文
  型式学的方法の再検討   古城 泰
  北海道における石刃鏃石器群の研究-移動・居住形態の検討を中心に-   髙倉 純
研究ノート
  掘立柱建物からみた弥生集落と首長-兵庫県と周辺の事例から-   岸本道昭
誌上討論
  歴史学・考古学・人類学-溝口孝司論文に触れての偶感-   山尾幸久
  メタセオリー,一般理論と考古学の場所-山尾幸久氏のコメントを媒介として-   溝口孝司
  国家形成の比較考古学の提案-山尾幸久氏の提起にふれて-   都出比呂志
  溝口・都出両氏の応答文を読んで   山尾幸久
展望
  日本の古人骨を適切に保管し研究するために   馬場悠男
  ベトナム中部の考古踏査記   菊池誠一・阿部百里子
  フランスの遺跡保護(4)-開発事業に伴う発掘調査-   稲田孝司
  平田梅山古墳事前調査見学会参加記   高田貫太
  史跡七尾城跡・城下町遺跡の保存問題について   濱岡賢太郎
  津島遺跡の保存要望書に関して   文化財保存問題委員会
教科書に登場する遺跡
  池上曽根遺跡   秋山浩三
書評
  ウルリッヒ・ルオフ著『杭上住居の生活-石器時代と青銅器時代の湖岸農民』   穴沢咊光
  広瀬和雄編著『縄文から弥生への新歴史像』   岸本道昭
新刊紹介
  佐原真・春成秀爾『歴史発掘⑤ 原始絵画』   広瀬和雄
日本の遺跡
  新潟県 元屋敷遺跡   高橋保雄・滝沢規朗・池田淳子・古沢妥史
世界の遺跡
  エジプト エレファンティネ島   和田浩一郎
資料
  「出土品の取扱いについて(通知)」に関して   文化財保存問題委員会
会員通信


<第45巻第1号(通巻177号) 1998年6月>

考古学研究会第44回総会
論文
  古墳副葬鉄鉾の性格   高田貫太
  岩手県北上盆地における蝦夷(エミシ)集団の動態-北上市藤沢遺跡の再検討から-   杉本 良
研究ノート
  西日本縄文晩期抜歯型式のもつ意味-頭蓋非計測特徴による春成仮説の検討-   毛利俊雄・奥千奈美
展望
  西瀬戸内の弥生都市・文京遺跡   広瀬和雄
  栃木県 五町合同文化財巡回展の課題   秋元陽光
  植民地朝鮮に対する日帝の文化財政策-その制度的側面を中心にして-   呉世卓(訳・椎名慎太郎)
  フランスの遺跡保護(5)-全国考古学発掘協会-   稲田孝司
  「エスノアナロジー会議」参加記   岡澤祥子
  「第32回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   喜田 敏
ミニシンポジウム記録
  吉備の弥生社会-ムラ・墓・まつり-
    開催にあたって   松木武彦
    福岡平野の弥生社会   𠮷留秀敏
    吉備弥生社会の諸問題   宇垣匡雅
    近畿地方の集落と墓の変化   禰冝田佳男
教科書に登場する遺跡
  草戸千軒町遺跡  鈴木康之
研究グループ訪問
  同人会旧石器文化談話会   佐藤良二
書評
  中井均著『近江の城-城が語る湖国の戦国史』   用田政晴
  『HOMINIDS』第1号   宇野隆夫
新刊紹介
  鈴木公雄著『考古学がわかる事典』   古市秀治
  山岸良二著『入門者のための考古学教室』   村田秀石
  『考古学がわかる』(アエラムック)   難波紀子
  中村浩著『考古学で何がわかるか-私の考古学概論-』   喜田 敏
日本の遺跡
  岡山県 鬼ノ城   村上幸雄
世界の遺跡
  ドイツ連邦共和国 ティレダ城跡   千田嘉博
会員通信


<第45巻第2号(通巻178号) 1998年9月>

考古学研究会第44回総会研究報告
  開会にあたって   春成秀爾
  古代都市の構造と機能   山中 章
  中世村落と都市-地域社会における集村化と都市の成立-   前川 要
論文
  弥生時代の武器形石器   寺前直人
  古墳出土の帯金具   田中史子
  中世集落の論理-耕地開発と集落景観-   山川 均
研究ノート
  先史考古学とDNA:応用と方法   太田博樹・M.J.ハドソン
展望
  妻木晩田遺跡群とその保存問題について   佐古和枝
  第2回戦争遺跡保存全国シンポジウムから   中谷俊吾・菊池 実
  フランスの遺跡保護(6)-(改正された)考古遺産保護のための欧州条約-   稲田孝司
  1998年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   平和・歴史教育委員会
  第29回文化財保存全国協議会新潟大会参加記   髙田浩司
研究グループ訪問
  瀬戸内海考古学研究会   栗田茂敏
日本の遺跡
  埼玉県 三ノ耕地遺跡   弓 明義
世界の遺跡
  アメリカ アリゾナ州 グラスホッパー遺跡   谷 正和
会員通信


<第45巻第3号(通巻179号) 1998年12月>

考古学研究会第44回総会講演・研究報告
  都市の成立-西と東-   金関 恕
  弥生都市の成立   広瀬和雄
  研究報告についての討議
論文
  河内船橋廃寺の性格と造営氏族   小笠原好彦
展望
  阪神・淡路大震災復興支援調査印象記   東 和幸・禰冝田佳男
  考古資料をもっと身近なものに-博物館学芸員による「出前授業」の試み-   長島雄一
  内戦下のアフガニスタン文化財保存運動-西アジア考古学研究者からの手紙-   後藤 健
  フランスの遺跡保護(7)−考古学関係労働組合の組織と政策−   稲田孝司
  大廻り小廻り山城を産業廃棄物から守ろう   西川 宏
考古サロン
  古墳と史跡整備 喜谷美宣・高瀬要一・佐々木憲一・菱田哲郎・佐藤晃一・和田晴吾 (聞き手:小笠原好彦)
教科書に登場する遺跡
  藤原京   小沢 毅
研究グループ訪問
  南九州縄文研究会   新東晃一
書評
  井尻正二・真野勝友・堀田進著『「新」文明のなかの未開」』   粟島義明
新刊紹介
  安蒜政雄編『考古学キーワード』   中田啓司
日本の遺跡
  鹿児島県 志風頭遺跡   上東克彦・福永裕暁
世界の遺跡
  イスラエル エン・ゲヴ遺跡   置田雅昭・日野 宏
資料
  文化庁「埋蔵文化財の保護と発掘調査の円滑化等について(通知)」   文化財保存問題委員会
会員通信


<第45巻第4号(通巻180号) 1999年3月>

考古学研究会第45回総会講演・研究報告要旨
  古墳時代の祭祀-研究の原点-   岡田精司
  縄文,階層化した狩猟採集民   武藤康弘
  古墳の出現と中央集権の儀礼管理   福永伸哉
  中国古代王権と祭祀   岡村秀典
  古代エジプトのまつりと王権-新王国時代のテーベ-   近藤二郎
論文
  縄文人の実用と嗜好-土器利用炉にみる分布論的考察-   三上徹也
  古墳時代のカワヤとウブヤ-木槽樋の遺構をめぐって-   黒崎 直
  飛鳥浄御原宮その後-古代における宮都廃絶についての一様相-   林部 均
研究ノート
  縄文中期におけるチャートの交換組織   古城 泰
展望
  世界考古学会議の12年   新納 泉
  フランスの遺跡保護(8)-歴史記念物,保護基金,国立文化遺産学校-   稲田孝司
  ピルトダウン事件の行方   山口 敏
  98年度の陵墓問題をめぐって   北條芳隆
教科書に登場する遺跡
  箸墓古墳   白石太一郎
研究グループ訪問
  動物考古学研究会   小林園子
書評
  岐阜県大垣市教育委員会編『大垣市遺跡詳細分布調査報告書-解説編-』   高橋美久二
  青山和夫・猪俣健著『メソアメリカの考古学』   中村誠一
新刊紹介
  直良信夫(春成秀爾編・大塚裕之解説)『日本および東アジアの化石鹿』   亀井節夫
日本の遺跡
  長崎県 原城跡   松本慎二
世界の遺跡
  フランス アレシアとカエサル包囲陣   千田嘉博
会員通信


<第46巻第1号(通巻181号) 1999年6月>

考古学研究会第45回総会
論文
  埴輪製作技法の伝播とその背景   野崎貴博
  「畿内型石室」の属性分析による社会組織の検討   太田宏明
  東国中世の漆器   仲田茂司
  琉璃河墓地からみた燕の政体と遼西   宮本一夫
展望
  高校生は「陵墓」問題をどう感じたか   吉村 健
  亀島山地下工場跡実測のとりくみ-高校生による戦争遺跡調査-   村田秀石
  ガルヒ猿人と現代人類進化学事情   河合信和
  フランスの遺跡保護(9)-古代英雄とナショナリズム-   稲田孝司
  「第33回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   下江健太
教科書に登場する遺跡
  福岡県須玖岡本遺跡   平田定幸
研究グループ訪問
  北海道考古学会
書評
  地学団体研究会大阪支部編著『大地のおいたち-神戸・大阪・奈良・和歌山の自然と人類-』   井上智博
新刊紹介
  金関恕著『考古学は謎解きだ』   春成秀爾
日本の遺跡
  京都府椿井大塚山古墳   中島 正
世界の遺跡
  ミャンマーの都市遺跡   森本 晋
会員通信


<第46巻第2号(通巻182号) 1999年9月>

考古学研究会第45回総会講演・研究報告
  神社建築の源流-古代日本に神殿建築はあったか-   岡田精司
  古墳の出現と中央政権の儀礼管理   福永伸哉
  中国古代王権と祭祀   岡村秀典
論文
  中部瀬戸内における小型ナイフ形石器-井島遺跡の評価をめぐって-   藤野次史
研究ノート
  山内考古学の一側面-「山内考古学の見直し」に寄せて-   大村 裕
展望
  破壊の危機に瀕した田和山遺跡   竹広文明
  戦争遺跡の保存・活用をめぐる現状と課題-99年夏・二つの集会に参加して-   村田秀石
  黒龍江省辺境要塞遺跡の踏査   家泉 博・池田一郎・金井安子・菊池 実
  「猿人・原人・旧人・新人」の語の使い始め-渡辺直経さんからの手紙-   春成秀爾
  フランスの遺跡保護(10)-考古行政と埋蔵文化財行政-   稲田孝司
  1999年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   和田 剛
教科書に登場する遺跡
  群馬県三ツ寺Ⅰ遺跡   女屋和志雄
研究グループ訪問
  熊本古墳研究会
書評
  小柴吉男ほか著『荒屋敷遺跡』Ⅱ   中村友博
  ジョン・プラグ,リチャード・ニーヴ著『法医学・考古学の証拠から顔を復原する』   穴沢咊光
新刊紹介
  小林達雄編著『最新 縄文学の世界』   山田康弘
日本の遺跡
  福岡県須玖坂本遺跡   春日市教育委員会
世界の遺跡
  エジプト カルナク,アメン大神殿   近藤二郎
会員通信


<第46巻第3号(通巻183号) 1999年12月>

考古学研究会第45回総会
  研究報告についての討議
論文
  石材消費と石器製作,廃棄による遺跡の類別-行動論的理解に向けた分析法の試み-   国武貞克
  花見山遺跡における隆起線文土器編年の検討   板倉歓之
研究ノート
  方形竪穴建物の機能と変遷-中世東国の半地下式建物-   宗薹秀明
展望
  「神殿論批判」への反論   広瀬和雄
  中学校における新学習指導要領と歴史教育   阿部泰久
  日本史学習における博物館の活用   吉村 健
  発掘調査報告書の電子情報化について-フロッピーディスクからCD-ROMヘ-   大工原豊
  関西例会100回記念シンポジウム参加記   寺前直人
  島根県松江市田和山遺跡,奈良県明日香村飛鳥池遺跡の保存に関する要望   文化財保存問題委員会
考古サロン
  炭素14年代の新段階   今村峯雄・辻誠一郎・春成秀爾
教科書に登場する遺跡
  青森県三内丸山遺跡   岡田康博
研究グループ訪問
  石器文化研究会
書評
  目黒吉明ほか著『福島県指定史跡鳥内遺跡』   中村友博
  馬淵和雄著『鎌倉大仏の中世史』   宇野隆夫
  大貫静夫著『東北アジア考古学』   臼杵 勲
新刊紹介
  戦争遺跡保存全国ネットワーク(編)『戦争遺跡は語る』   喜田 敏
日本の遺跡
  京都府 白米山古墳   加藤晴彦
世界の遺跡
  メキシコ テオティワカン「月のピラミッド」の発掘   杉山三郎
会員通信


<第46巻第4号(通巻184号) 2000年3月>

考古学研究会第46回総会講演・研究報告要旨
  宮闕と園林-三~六世紀中国における皇帝権力の空間構成-   渡辺信一郎
  青銅器の副葬と埋納-弥生時代の場合-   桑原久男
  古墳祭祀と祖霊観念   車崎正彦
  考古学からみた律令的祭祀の成立   金子裕之
論文
  東北地方初期弥生土器における遠賀川系要素の系譜   高瀬克範
  鼉龍鏡の生成・変容過程に関する再検討   辻田淳一郎
  鉄器埋納施設の性格   豊島直博
  桟瓦考   杉本 宏
研究ノート
  トイレ考古学のすすめ   堀苑孝志
  瓦礫も山の賑わいか   武内雅人
展望
  電子報告書の現実と近未来像   水山昭宏
  東南アジア施釉陶磁器学会に参加して   森本 晋
  99年度の陵墓懇談会・陵墓限定公開から   「陵墓」委員会
座談会・これからの埋蔵文化財行政を考える
  文化庁通知「出土品の取扱いについて」をめぐって
教科書に登場する遺跡
  沖縄県 南風原陸軍病院壕跡   上地克哉
  「教科書に登場する遺跡」の連載終了にあたって   平和・歴史教育委員会
研究グループ訪問
  宮城県考古学会
書評
  白石太一郎著『古墳とヤマト政権』   車崎正彦
  佐藤由起男著『縄文弥生移行期の土器と石器』   中村友博
日本の遺跡
  北海道カリンバ3遺跡   上屋眞一・佐藤幾子
世界の遺跡
  イタリア ロッカ サンシルベストロ   前川 要
会員通信


<第47巻第1号(通巻185号) 2000年6月>

考古学研究会第46回総会
論文
  西日本縄文後期初頭土器の再編ヘ-山陰地方西部からの問題提起-   冨井 眞
  古代都城における井戸祭祀   北田裕行
  学史からみた中国考古学の現状   趙 輝(訳:高橋 工)
研究ノート
  縄文系弥生文化の構想   設楽博己
  古墳時代首長系譜論の再検討-西日本を対象に-   松木武彦
展望
  考古学研究会第46回総会参加記   山中 章
  テレビ会議による博物館との交流   吉村 健
  長岡京東院跡の保存を求めて   山中 章
  長岡京東院跡の保存に関する要望書
  中国河南省における埋蔵文化財行政について-特に省市単位を中心にして-   杉本 良
  ベトナムにおける文化財の保存と活用   ダン・ヴァン・パイ(訳:菊池誠一)
  「第34回『建国記念の日』を考える県民のつどい」参加記   佐々田友規
考古・考新
  新企画「考古・考新」の開始にあたって   平和・歴史教育委員会
  あなたにはどう見えますか?-ジェンダー考古学雑感-   松本直子
研究グループ訪問
  平安学園考古学クラブ
書評
  安里進著『グスク・共同体・村-沖縄歴史考古学序説』   木下尚子
新刊紹介
  マーチン・カーヴァー『サットン・フー-諸王の墓地?』   穴沢咊光
日本の遺跡
  千葉県 遠部台遺跡   阿部芳郎・小口英一郎
世界の遺跡
  南アフリカ 鉄器農耕時代   大日向史子
会員通信


<第47巻第2号(通巻186号) 2000年9月>

考古学研究会第46回総会講演・研究報告
  宮闕と園林-3~6世紀中国における皇帝権力の空間構成-   渡辺信一郎
  古墳祭祀と祖霊観念   車崎正彦
  考古学からみた律令的祭祀の成立   金子裕之
論文
  掻器の機能と寒冷適応としての皮革利用システム   堤 隆
  縄文時代における土器の集中保有化と遺跡形成-千葉県下総台地中央部における後期の遺跡群と土器塚の形成-   阿部芳郎
  鋸歯文をもつ土器-吉備の農耕儀礼と葬送儀礼-   宇垣匡雅
展望
  CAA2000参加記   津村宏臣・金田明大
  京奈和自動車道の平城宮跡地下トンネル建設計画反対について   文化財保存問題委員会
  2000年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   平和・歴史教育委員会
  第31回文化財保存全国協議会米子大会参加記   馬路晃祥
資料
  文化財保護法の改正について
考古・考新
  「切れる17歳」と歴史教育   古市秀治
研究グループ訪問
  人類史研究会
書評
  千田嘉博著『織豊系城郭の形成』   宮武正登
新刊紹介
  『金子浩昌著作目録』を刊行する会編『金子浩昌著作目録』   平井 勝
日本の遺跡
  佐賀県 大友遺跡   宮本一夫
世界の遺跡
  ペルー クントゥル・ワシ遺跡   関 雄二
会員通信


<第47巻第3号(通巻187号) 2000年12月>

宮城県上高森遺跡等における発掘調査内容のねつ造問題について   考古学研究会常任委員会
考古学研究会第46回総会
  研究報告についての討議
論文
  イルカ漁の民族考古学   山本典幸
  ヒスイ勾玉の誕生   河村好光
  古代手工業生産における木工   飯塚武司
研究ノート
  青銅器の副葬と埋納-ヨーロッパ青銅器時代と弥生時代-   桑原久男
  「木製農耕具」ははたして「農耕具」なのか-新たな機能論的研究の展開を考える-   樋上 昇
展望
  鳥取県西部地震の文化財の被害   岩田文章
  「新しい歴史教科書をつくる会」を知っていますか   平和・歴史教育委員会
  日本考古学は有効か!-西尾幹二『国民の歴史』によせて-   広瀬和雄
資料
  「文化財保護法及び文化財保護法施行令の一部改正について(通知)」(抄)
考古・考新
  戦争遺跡保存運動と考古学   大日方悦夫
研究グループ訪問
  考古学フォーラム
新刊紹介
  勅使河原彰編『埋もれた歴史を掘る』   古市秀治
日本の遺跡
  徳島県 大代古墳   菅原康夫・幸泉満夫
世界の遺跡
  ドイツ ニーダービーバー遺跡   吉野智里
会員通信


<第47巻第4号(通巻188号) 2001年3月>

考古学研究会第47回総会研究報告要旨
  刺激伝播と国際秩序-倭王権形成過程2つの画期-   河野一隆
  弥生時代における武器の変質と地域関係   寺前直人
  古墳出現前夜の「地域性」-生産・流通とその地理的・歴史的環境-   村上恭通
  倭の周縁における境界と相互関係   藤沢 敦
  空間分析からみた古墳時代社会の地域構造   新納 泉
論文
  弥生時代銅鏃の二つの性格とその特質-石鏃・鉄鏃との比較を通じて-   髙田浩司
  東北地方の古墳時代集落-その構造と特質-   菊地芳朗
研究ノート
  実験痕跡研究の枠組み   五十嵐彰
  朝鮮半島系渡来文化の動向と古墳の比較研究試論-九州本島北部地域を題材として-   杉井 健
展望
  考古遺産管理と埋蔵文化財行政-イコモス国際会議に出席して-   岸本雅敏・小野 昭
  2000年度の陵墓問題をめぐって   北條芳隆・岸本道昭
座談会・これからの埋蔵文化財行政を考える(2)
  市町村における文化財行政
考古・考新
  子ども考古学   忽那敬三
研究グループ訪問
  福岡旧石器文化研究会
書評
  北條芳隆・村上恭通・溝口孝司著『古墳時代像を見なおす-成立過程と社会変革-』   松木武彦
新刊紹介
  小笠原好彦著『近江の考古学』   西川 宏
日本の遺跡
  兵庫県 行者塚古墳出土家形埴輪   加古川市教育委員会
世界の遺跡
  朝鮮民主主義人民共和国 高句麗の壁画古墳   西谷 正
資料
  文化庁「埋蔵文化財の発掘調査に関する事務の改善について(通知)」
会員通信


<第48巻第1号(通巻189号) 2001年6月>

前・中期旧石器時代遺跡発掘の検証作業を支援するための募金について   考古学研究会常任委員会
考古学研究会第47回総会
論文
  弥生・古墳時代の船の絵   佐原 真
    コメント 袴狭と東殿塚の船の絵   松木 哲
  弥生時代の武器形木器-本州島西部地域を中心として-   寺前直人
  古墳の副葬品配置における物と身体の分類及びその論理   光本 順
展望
  小6総合学習『原始時代探検隊』に取り組んで   吉久正見
  埋文センターから教室へのアプローチ-小学校を対象とした出張講座の実践例-   中村光司
  日本兵顔面土製品   出原恵三
  猿人,トゥール・メイカー?   河合信和
  人類進化学の最新情報   毛利俊雄
  事前考古学に関するフランスの新しい法律-事前発掘調査における原因者負担制度の法的確立-   稲田孝司
  「第35回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   西田和浩
考古・考新
  国家イデオロギーと考古学   北條芳隆
研究グループ訪問
  弥生土器を語る会
書評
  林部均著『古代宮都形成過程の研究』   小沢 毅
  網野善彦・石井進著『米・百姓・天皇-日本史の虚像のゆくえ-』   千田嘉博
新刊紹介
  松井章・牧野久実編『古代湖の考古学』   竹広文明
  甲元眞之著『中国新石器時代の生業と文化』   春成秀爾
  イズラエル・フィンケルスタイン,ネイル・シルバーマン『発掘された聖書-古代イスラエルとその聖典の起源に対する考古学からの新見解』
          穴沢咊光
日本の遺跡
  滋賀県 紫香楽宮跡「朝堂遺構」の調査   信楽町教育委員会
世界の遺跡
  ギリシア ロドス島の遺跡   小林謙一
資料
  島根県田和山遺跡の保存要望に対する回答
会員通信


<第48巻第2号(通巻190号) 2001年9月>

考古学研究会第47回総会講演・研究報告(上)
  5・6世紀のヤマトとキビ   狩野 久
  刺激伝播と国際秩序-倭王権形成過程2つの画期-   河野一隆
  弥生時代における武器の変質と地域関係   寺前直人
論文
  古墳時代後期における直刀の生産と流通-近畿地方を中心に-   豊島直博
展望
  発掘調査に関する積算標準について   文化財保存問題委員会
  「前・中期旧石器」問題の近況   春成秀爾
  ヴァイキングの島で開かれた国際学会-「CAA2001」に参加して-   寺村裕史
  第32回文化財保存全国協議会佐賀大会参加記   西田和浩
  2001年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   平和・歴史教育委員会
考古・考新
  考古学から探る被差別民の歴史   積山 洋
研究グループ訪問
  國學院大學第Ⅱ部考古学研究会
書評
  小野正敏ほか編『図解・日本の中世遺跡』   橋本久和・中西裕樹
  小野昭著『打製骨器論 旧石器時代の探求』   栗島義明
  国立歴史民俗博物館編『装飾古墳の諸問題』   柳沢一男
新刊紹介
  小畑弘己著『シベリア先史考古学』   春成秀爾
日本の遺跡
  鹿児島県屋久島 横峯遺跡   上村俊雄・中園 聡
世界の遺跡
  カンボジア アンコール遺跡   中尾芳治
会員通信


<第48巻第3号(通巻191号) 2001年12月>

前・中期旧石器時代遺跡発掘検証募金の寄贈等に関する報告   考古学研究会常任委員会
考古学研究会東京研究集会開催のご案内
考古学研究会第47回総会研究報告(下)・討議
  古墳出現前夜の「地域性」-生産・流通とその地理的・歴史的環境-   村上恭通 
  倭の周縁における境界と相互関係   藤沢 敦 
  空間分析からみた古墳時代社会の地域構造   新納 泉 
  研究報告についての討議
論文
  西日本縄文後期土器組成論-瀬戸内地方における沈線文系土器に関する研究-   幸泉満夫 
  鶏形埴輪の変遷と性格   忽那敬三
展望
  教科書問題をふりかえって   平和・歴史教育委員会 
  ねらわれる小学校教科書   吉久正見
  留学先で感じた教科書問題   高田貫太
  「前・中期旧石器」問題の近況(2)   春成秀爾
考古・考新
  古代蝦夷雑感   岩見和泰 
研究グループ訪問
  信州縄文文化研究会
日本の遺跡
  福岡県 元岡・桑原遺跡群の調査   菅波正人
世界の遺跡
  ウズベキスタン ダルヴェルジン・テパ遺跡   津村眞輝子
会員通信


<第48巻第4号(通巻192号) 2002年3月>

考古学研究会第48回総会研究報告要旨
  縄文・弥生変革とエスニシティ   松本直子 
  武器形青銅器にみる帰属意識   吉田 広
  <民族>形成のメカニズムと前方後円墳の論理   大久保徹也
  栄山江流域における前方後円墳の被葬者の出自とその性格   朴天秀
  朝鮮三国時代における墓制の地域性と被葬者集団   吉井秀夫
論文
  日本中世における桶・樽の展開-結物の出現と拡散を中心に-   鈴木康之
  鼈甲-その製品普及と原料輸入-   坂井 隆・山村博美 
  森本から小林への遺産-小林行雄『日本考古学概説』の誕生-   春成秀爾
研究ノート
  琉球圏の先史時代後期の謎-島嶼考古学の視点から-   梶浦泰久 
展望
  考古学の基本と共同幻想   稲田孝司
  青年の家で試みた歴史教育   吉村 健
  出前考古学教室奮戦記   久家隆芳
  2001年度の陵墓問題をめぐって   北條芳隆・伊藤聖浩
座談会・これからの埋蔵文化財行政を考える(3)
  考古学研究と埋蔵文化財行政
考古・考新
  『おかあさんの考古学』再び   兵庫県三田市で働くおかあさん
研究グループ訪問
  八ケ岳旧石器研究グループ
日本の遺跡
  島根県 出雲大社境内遺跡   石原 聡
世界の遺跡
  イタリア共和国 タルクィニアにおけるローマ時代の別荘遺跡   杉山浩平
会員通信


<第49巻第1号(通巻193号) 2002年6月>

考古学研究会50周年記念論文集『文化の多様性と比較考古学』刊行及び原稿の公募について   考古学研究会50周年記念論文集編集委員会
考古学研究会第48回総会
論文
  北方系細石刃石器群を残した人類の行動形態   佐野勝宏
  近畿古墳時代の埋葬原理   清家 章
  造瓦工人と寺院の造営氏族-備中式軒丸瓦の検討-   妹尾周三
研究ノート
  中部瀬戸内と畿内の打製石剣-その経済的側面と観念的側面-   高田浩司
展望
  宮城県築館町上高森遺跡の検証発掘調査結果の報告   佐川正敏
  神武陵の起源   春成秀爾
  中国ハイラルにおける関東軍細菌戦実験場跡について   伊藤厚史・辻田文雄
  農耕集落研究と文化財保存の一軌跡-古山学さんを想う-   田中義昭
  「第36回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   北 浩明
  会員アンケートの結果について   庶務委員会
考古・考新
  箸を考える   伊藤正人
研究グループ訪問
  中国考古学研究会(京都)
日本の遺跡
  埼玉県 北島遺跡   吉田 稔
世界の遺跡
  イギリス セヴァン川河口の遺跡   マーティン・ベル,松本直子
会員通信


<第49巻第2号(通巻194号) 2002年9月>

会告
  前・中期旧石器時代遺跡ねつ造問題にかかわる会誌等掲載記事の扱いについて   考古学研究会常任委員会
考古学研究会第48回総会研究報告
  縄文・弥生変革とエスニシティ   松本直子
  栄山江流域における前方後円墳の被葬者の出自とその性格   朴天秀
論文
  人物埴輪の展開   塚田良道
  古墳時代前期倭鏡における2つの鏡群   林 正憲
  古墳時代の地域経営-上毛野クルマ地域の3~5世紀-   若狭 徹
展望
  こうして田和山は残った-田和山遺跡保存決定とその経過-   今岡 稔
  中国黒龍江省に2つの「侵華日軍」遺跡博物館を訪ねて   菊池 実・伊藤厚史
  欧米考古学における“Digital Heritage” の実践-「CAA2002」国際会議報告-   津村宏臣・寺村裕史
  2002年平和大行進・原水爆禁止世界大会参加記   平和・歴史教育委員会
  第33回文化財保存全国協議会小山大会参加記   槙原康剛
考古・考新
  進化論の昨今   新納 泉
研究グループ訪問
  奥津城研究会
書評
  高橋一夫・岸本雅敏・佐久間豊編『激動の埋蔵文化財行政』   杉本 宏
新刊紹介
  徳島考古学論集刊行会『論集 徳島の考古学』   小松太郎
日本の遺跡
  岡山県 二万大塚古墳   岡山大学考古学研究室
世界の遺跡
  ギリシア ペラ遺跡   松尾登史子
会員通信


<第49巻第3号(通巻195号) 2002年12月>

考古学研究会第2回東京例会 開催のお知らせ
考古学研究会第48回総会研究報告・討議
  武器形青銅器にみる帰属意識   吉田 広
  <民族>形成のメカニズムと前方後円墳の論理   大久保徹也
  朝鮮三国時代における墓制の地域性と被葬者集団   吉井秀夫
  討議
論文
  両面調整石器群研究序説-更新世終末期石器群理解の枠組み構築にむけて-   長沼正樹
  専門手工業生産と古代マヤ文明の都市性-ホンジュラス西部コパン遺跡の打製石器生産を通じて-   青山和夫
研究ノート
  弥生集落の農業経済力   藤原 哲
展望
  「佐原学」を振り返る   宇野隆夫 
考古・考新
  史跡整備のことごと   小笠原好彦
研究グループ訪問
  東北・関東前方後円墳研究会
日本の遺跡
  石川県 万行遺跡の調査   善端 直
世界の遺跡
  トルコ キュルテペ(カニシュ)・カールム遺跡   紺谷亮一
会員通信


<第49巻第4号(通巻196号) 2003年3月>

考古学研究会第49回総会研究報告要旨
  生業としての交易活動   小杉 康
  関西縄文社会とその生業-居住形態の推移とそれに伴う諸変化-   瀬口眞司
  水田跡研究の新視点-群馬県における水田跡理解の現状-   斎藤英敏
  古墳時代における生業と社会-古墳の秩序と生産・流通システム-   和田晴吾
  日本古代の村落と地域社会   今津勝紀
論文
  縄文時代中期における拠点集落の分布と領域モデル   谷口康浩
  弥生時代中期後半の南関東における木工生産   飯塚武司
  琉球列島における窯業生産の成立と展開   新里亮人
研究ノート
  文化史的研究と考古学表象-弥生成立期を事例にして-   梶浦泰久
展望
  「第2回 高速道路計画で危機を迎えた世界遺産平城宮(京)跡を考えるシンポジウム」参加記   三舟隆之
  オオヤマト古墳群と県道「天理環状線」2003   大久保徹也  
  2002年度の陵墓問題をめぐって   北條芳隆・大久保徹也・寺前直人
  「第37回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   渕ノ上隆介
座談会 これからの埋蔵文化財行政を考える(4)
  続・考古学研究と埋蔵文化財行政
考古・考新
  考古学のある生活   古市秀治
研究グループ訪問
  三内丸山縄文発信の会
書評
  春成秀爾著『縄文社会論究』   山田康弘
新刊紹介
  古代吉備研究会『環瀬戸内海の考古学-平井勝氏追悼論文集-』   大橋雅也
日本の遺跡
  兵庫県 茶すり山古墳   岸本一宏
世界の遺跡
  ドイツ・リューゲン島 リツォー・ブッデリン遺跡   工藤雄一郎
会員通信


<第50巻第1号(通巻197号) 2003年6月>

会告
考古学研究会第49回総会報告
論文

  後期旧石器時代の遊動生活-南関東における黒曜石の出土状況を中心に-   馬路晃祥
  縄文時代の抜歯施行年齢と儀礼的意味-晩期西日本の諸遺跡出土人骨を対象として-   舟橋京子
  弥生時代集落群の地域単位とその構造-東京湾西岸域における地域社会の一位相-   安藤広道
研究ノート
  方形埴輪列の時系列変遷と画期   寺村裕史
展望
  埋蔵文化財行政はなぜ可能か!   広瀬和雄
  教育基本法「改正」への危惧   村田秀石
  第2回東京例会の報告「東・北日本の弥生文化」   佐藤由紀男・小林青樹
  考古学研究会東海例会   熊崎 司・山中 章
考古・考新
  その原稿,大丈夫ですか?   岸本道昭
研究グループ訪問
  西伯耆弥生集落検討会
日本の遺跡
  岐阜県 弥勒寺遺跡群   田中弘志
世界の遺跡
  中国・山東省 双乳山1号墓   今村佳子
会員通信


<第50巻第2号(通巻198号) 2003年9月>

考古学研究会第49回総会研究報告(上)
  生業としての交易活動   小杉 康
  関西縄文社会とその生業-生業=居住戦略の推移とそれに伴う諸変化-   瀬口眞司
  水田跡研究の新視点-群馬県における水田跡理解の現状-   斎藤英敏
論文
  石鏃出現期における狩猟具の様相-有舌尖頭器を中心として-   藤山龍造
  韓半島三国時代の轡の地域色-とくに立聞用金具を中心として-  張允禎
展望
  北九州市における近代化遺産の保存と活用の一例   松井和幸 
  第34回文化財保存全国協議会奈良大会参加記   忽那敬三
考古・考新
  月の輪古墳発掘50周年を迎えて-温故知新-   角南勝弘
研究グループ訪問
  中部弥生時代研究会
日本の遺跡
  沖縄県 今帰仁城跡   宮城弘樹
世界の遺跡
  ドイツ ガイゼンクレステレ洞穴遺跡・ホーレフェルス洞穴遺跡   山岡拓也
会員通信


<第50巻第3号(通巻199号) 2003年12月>

考古学研究会第50回総会および50周年記念国際シンポジウム
  『文化の多様性と21世紀の考古学』の開催について   考古学研究会常任委員会
考古学研究会第49回総会研究報告(下)・討議
  古墳時代の生業と社会-古墳の秩序と生産・流通システム-   和田晴吾
  日本古代の村落と地域社会   今津勝紀
  討議
論文
  日本における旧石器時代住居遺構の批判的検討   稲田孝司
  東北西部産須恵器の胎土分析   松本建速
展望
  考古学研究会第4回東京例会の報告「AMS年代法と弥生時代年代論」   設楽博己・樋泉岳二
  弥生早・前期の鉄器問題   春成秀爾
  年代測定値への疑問   西田 茂
  考古学研究会第1回東海例会の報告「東海における前方後円墳の調査と整備」   中井正幸
  “考古楽者”とあゆむ-新しい博物館と新しいボランティアの未来のために-   種定淳介
  養護学校における考古学による歴史教育の試み   豊田裕章
  「現代社会」の授業と考古学   古市秀治
  日本学術会議『科学における不正行為とその防止について』に関して   向井 妙
書評
  転換期にある国家形成論 広瀬和雄『前方後円墳国家』を読んで   河野一隆
  高橋学『平野の環境考古学』   大野 薫
新刊紹介
  町田洋ほか編著『第四紀学』   堤 隆
考古・考新
  身の丈の国際化   木下尚子
研究グループ訪問
  近江貝塚研究会/Ours   瀬口眞司
日本の遺跡
  新潟県 山下遺跡   宮尾 亨
世界の遺跡
  ロシア共和国沿海州 クロウノフカ遺跡   宮本一夫・小畑弘己


<第50巻第4号(通巻200号)  2004年3月>

考古学研究会50周年記念国際シンポジウム
考古学研究会50周年記念論文集
論文
  弥生時代における石器生産と流通の変遷過程-東北部九州を中心として-   土屋みづほ
  初期倭政権と玉つくり集団   河村好光
  中世「尾道」における都市の成立と展開   八幡浩二
研究ノート
  玉作から分業を考える-韓国晋州大坪遺跡の分析から-   庄田慎矢
展望
  炭素14年代とリザーバー効果-西田茂氏の批判に応えて-   藤尾慎一郎・今村峯雄
  2003年度の陵墓問題をめぐって   北條芳隆・次山 淳・寺村裕史・大久保徹也
  第3回関西例会シンポジウム「畿内弥生社会像の再検討」参加記   石井智大
  「第38回『建国記念の日』を考える岡山県民のつどい」参加記   岩﨑紅美
座談会・これからの埋蔵文化財行政を考える(5)
  自治体合併と埋蔵文化財行政
書評
  マイケル・D・コウ(増田義郎訳 武井摩利・徳江佐和子監修)『マヤ文字解読』   穴沢咊光 
新刊紹介
  松本直子・中園 聡・時津裕子編『認知考古学とは何か』   池田 晋
考古・考新
  隣の人は   清家 章
研究グループ訪問
  東南アジア考古学会
日本の遺跡
  香川県 屋嶋城跡城門の調査   高松市教育委員会
世界の遺跡
  ベトナム社会主義共和国 ドンソン遺跡と漢代の遺跡   俵 寛司